終わりよければ・・・(放送終了)

11月26日 哀愁の北欧インスト大会

毎月末は「師匠」萩原健太さんの出番!
今回は日ごと寒さがキビしくなるこのシーズンにぴったりな、
60年代にヒットした「北欧インスト」を集めてお送りしました。
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どこか演奏もヌルい。
でもそこがいいんだよなあ...と、
スタジオは哀愁に包まれたのです。
折しも、外は冷たい雨...

「みんなアメリカにあこがれて、
 サーフィンとか持ったジャケット写真とかあるんですよ。
 でもね、バックが海じゃなくて湖。
 悲しいでしょ?」
「それ、秋田の青年たちが
 湘南にあこがれるようなもの?」(邦丸)
「あ、よくわかります!」(真紀)

おかけしたのは次の4曲。
「霧のカレリア」スプートニクス (2:21)
65年に日本で大ヒット。
スプートニクスはスウエーデンのバンドで、
宇宙服を着てステージを務めていた!

「心のときめき」ウィリーと彼のジャイアント (1:47)
当時のライナーによれば
「オランダやルクセンブルグの放送局や
 ナイトクラブで近頃めきめきとのしてきた青年グループ」

「アパッチ」ヨルゲン・イングマン (3:02)
シャドウズやヴェンチャーズでおなじみの曲ですが、
アメリカではこのバージョンがヒットしました。
どこか田舎くさい演奏がたまりません!

「さすらいのギター」サウンズ (2:19)
後にヴェンチャーズや小山ルミでヒットしましたが、
最初にエレキでやったのは、このフィンランドのバンド、サウンズ。
さらに原曲は1906年に、日露戦争に従軍したロシア兵が作った曲で
「満州の丘に立ちて」という題名!
それをサウンズが「満州ビート」という題名でカバー、
その邦題が「さすらいのギター」というわけ!