『おもしろ人間国宝』には、"タマムシ研究家"の芦澤七郎さんにお越しいただきました。
芦澤さんは1989年からタマムシの飼育を始められ、その後、2005年に「タマムシ
研究所」を設立。世界初のヤマトタマムシの人工ふ化にも成功されています。
そんな芦澤さんがタマムシの飼育を始めたのは、55歳か56歳の頃、将来の趣味に
なることを始めようと思ったのがきっかけだったそうです。 ところが、近所の図書館で
昆虫の図鑑や昆虫飼育の本を見ても、タマムシ飼育に関する資料は見当たらない。
岐阜の昆虫博物館や東京の国立博物館などを訪ねても飼育の記録や報告がない。
ただ飼育が難しいことだけは分かったため、誰かに頼ることはやめ自分で飼うことを
決意されたそうです。
その後、20年以上に渡ってタマムシを飼育・研究されてきた結果、
「幼虫の時、環境が悪いと長生きする!」
「水に落ちて水死しても生き返る!」
「生きている間、水を飲まないし蜜もなめない!」
・・・ということが分かったそうです。
また、現在は「3年かかる幼虫期間を、どうすれば短縮できるのか?」ということを
研究されているそうです。