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本屋さんへ行こう!の最近のブログ記事

第150回直木賞受賞「昭和の犬」著者、作家の姫野カオルコさん

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著書「昭和の犬」(幻冬舎)が、第150回直木賞を受賞した、作家の姫野カオルコさんに
お越しいただきました。受賞会見から1か月、たいへんご多忙な姫野さんですが
関西出身で、文化放送と赤坂の某局さんが憧れだったそうで、その2局の
リスナーなんだそうです! 
昭和33年生まれ、青山学院大学卒業後、画廊勤務を経て平成2年に「ひと呼んで
ミツコ」でデビュー、独特の文章表現と作風で読者の支持を集め、直木賞候補と
なった「受難」「ツ、イ、ラ、ク」「ハルカ・エイティ」「リアル・シンデレラ」など
話題作を数多く発表しています。
今回の「昭和の犬」直木賞受賞会見では、スポーツジムからの帰りでのジャージ姿が
反響を呼びました。ジャージ好きのくにまるさんとも話が盛り上がりました。
「昭和の犬」は自伝的要素が多く、著者と同世代の主人公の女性が成長する昭和と
いう時代とのなにげない日常をゆったりと描いています。語り口調も、独特の
ゆったりとした「姫野ワールド」にすっかり惹きこまれてしまいました。

姫野カオルコさん 公式サイト
http://himenoshiki.com/

ジュンク堂池袋本店の副店長田口久美子さんとコミック担当店員田中香織さん

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くにまるジャパンのブックコンシェルジュ、ジュンク堂池袋本店の田口久美子さん、
そしてコミック売り場担当の田中香織さんにお越しいただきました。
「マンガ大賞」の実行委員もお務めの田中さんから、いま店頭で売れているコミックを
紹介していただきました。
「ときめきトゥナイト 真壁俊の事情/池野恋」(集英社)
1982年にスタートし大ヒットした人気コミックの14年ぶりの新シリーズ。
「アル中病棟/吾妻ひでお」(イースト・プレス)」
著者のベストセラー「失踪日記」の続編。アルコール依存症治療中の驚愕エピソードの数々。
「神様がうそをつく。/尾崎かおり」(講談社)
池袋店で非常に売れているそうです。ここからブレイクなるか?
「目玉焼きの黄身、いつつぶす?/おおひなたごう」(エンターブレイン)
目玉焼きの黄身をいつ食べるか、ちらし寿司の醤油とワサビはどう使う、など
食べ方のこだわりをテーマにした新感覚のグルメ漫画。邦丸さん「はまりそう!」
そして、田中さん自身がオススメの作品は、
「コウノドリ/鈴ノ木ユウ」(講談社)
産婦人科の医師として働く男性主人公が向き合う、新しい命の誕生の現場そして・・・

「幸せな結婚がしたいなら年収350万円の男を育てなさい」夫婦問題カウンセラーの岡野あつこさん

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「幸せな結婚がしたいなら年収350万円の男を育てなさい」(牧野出版)著者で、各メディアで
ご活躍中の夫婦問題カウンセラー・岡野あつこさんにお越しいただきました。
35冊目の最新著書「幸せな~」はインパクトのあるタイトル。もう結婚できないのかも、
と思っている人に向けた、経験に基づいた実用的な婚活バイブルとなる本です。
タイトルの「年収350万円」は平均年収より低めですが、そういう男性をつかまえて、
一緒に努力して相手を育てていく結婚のほうがうまくいく!と岡野さんは力説してくれました。
とにかく自分を磨き、条件にこだわるのをやめていろんな男性を見るようにすれば
幸せな結婚も可能、という力強いアドバイスをいただきました。
そして岡野さんのオススメ本。
「人間パワースポット 成功と幸せを"引き寄せる"生き方/鈴木光司」(角川書店)
超ポジティブシンキングの著者による、エネルギッシュな生き方指南書です。

岡野あつこさん オフィシャルサイト
http://azco.co.jp/

ジュンク堂池袋本店の副店長田口久美子さんが芥川賞・直木賞を総括

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くにまるジャパンのブックコンシェルジュ、ジュンク堂池袋本店の田口久美子さんに
お越しいただき、先日発表になった第150回芥川賞・直木賞の受賞者と作品について
解説していただきました。今回の受賞者は全員女性。女性で上手い書き手が本当に
多くなったと田口さんは話してくれました。
まず芥川賞は小山田浩子さんの「穴」(新潮社)。主婦が得体の知れない穴に落ちると
そこは・・・というお話。ファンタジックな幻想の世界に対する違和感をリアルに描く
筆力に脱帽!
そして直木賞。まず朝井まかてさんの「恋歌」(講談社)。樋口一葉の師匠である明治の歌人・
中島歌子が主人公。女性が描く、女性を主人公にした時代小説。
そして姫野カオルコさんの「昭和の犬」(幻冬舎)。ある女性の5歳~49歳の生活を通して
昭和という時代の空気を感じることができる作品。
田口さんが推していた「さようなら、オレンジ」は残念ながら受賞ならず。次は是非!
そして田口さんのオススメ本。
「私のなかの彼女/角田光代」(新潮社)
作家として苦悩する主人公の女性。まるで自叙伝なのかと思わせる。著者渾身の一冊!

「日本人はいつ日本が好きになったのか」著者、話題の作家竹田恒泰さん

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「日本人はいつ日本が好きになったのか」(PHP新書)の著者で、いま話題の作家、
竹田恒泰さんにお越しいただきました。
旧皇族の竹田家に生まれた、明治天皇の玄孫にあたる竹田さん。慶応義塾大学を卒業後
作家として多数の著書を執筆するかたわら、母校の憲法学の講師もされています。
今回の著書はタイトルにインパクトがあります。竹田さん曰く、今までは日本のことを
素直に好きだと言える雰囲気ではなかったが、2011年の東日本大震災をきっかけに
我々が当たり前のように行動していた振る舞い、行動が世界的に評価され、ようやく
日本人に自信が戻り、「日本が好きだ」と言えるようになったとのこと。また、
戦争直後のGHQの占領により、日本人が精神的に骨抜きにされた結果、アイデンティ
ティをなくしていたが、戦後70年近くが経ち、しだいにその呪縛から日本人が
解き放たれているとのこと。若い世代を相手に教壇に立つ竹田さん、1つでもいいから
日本のことを考えるきっかけを投げてあげれば、これからの日本も変わっていくと
話してくれました。
そして竹田さんのオススメ本。
「逝きし世の面影/渡辺京二」(平凡社ライブラリー文庫)
幕末~明治中期の日本社会の、失われし良き文化や伝統を、日本を訪れた西洋人の
視点から観察した記録。竹田さん推奨の「日本を元気にする本」。

話題の児童書「こころのふしぎ なぜ?どうして?」原案、監修の大野正人さん

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鈴木純子アナが書店の店頭で見つけて立ち読みをするうちに号泣してしまったという
話題の児童書「こころのふしぎ なぜ?どうして?」(高橋書店)原案、監修の
大野正人さんにお越しいただきました。
1972年生まれの大野さん、現在までに10万部を超えるさまざまなジャンルの書籍に関わり
児童向けの「楽しく学べるシリーズ」書籍のすべてを手掛けています。
「こころのふしぎ なぜ?どうして?」は、こどもたちに、こころの不思議について
考えてもらったり知ってもらうための本。こころの問題は、簡単には解決できない
問題だからこそ、「自分で考える子を増やしたい」という意図がありこの本が
生まれました。例えば「にがてなことはあきらめちゃダメ?」「人が死ぬって
どういうこと?」「正義の味方はどこにいるの?」などの問いかけに、決して否定を
せず、大人でも「そうなんだ!」と思わず納得するようなやさしい解説とイラストで
表現されています。何度も読み返したくなる、そして誰かに贈りたくなる一冊です。
そして大野さんのオススメ本。
「おぞましい二人/エドワード・ゴーリー」(河出書房新社)
2人の男女が5人の子供を虐殺した、実在の事件がもとになった絵本。
「こころのふしぎ なぜ?どうして?」の方向性にも大きく影響した、奥の深い本です。

ジュンク堂池袋本店の副店長田口久美子さんが今年の売り上げランキングを振り返る

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くにまるジャパンのブックコンシェルジュ、ジュンク堂池袋本店の田口久美子さんに
お越しいただきました。
毎年恒例、2013年ジュンク堂池袋本店売上ランキングのご紹介。
10位 聞く力/阿川佐和子
09位 雑談力が上がる話し方/斎藤孝
08位 海賊と呼ばれた男 下巻/百田尚樹
07位 スタンフォードの自分を変える教室/ケリー・マクゴニカル
06位 20/30プロジェクト/小池百合子
05位 伝え方が9割/佐々木圭一
04位 海賊と呼ばれた男 上巻/百田尚樹
03位 ロスジェネの逆襲/池井戸潤
02位 統計学が最高の学問である/西内啓
01位 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/村上春樹
今年は、去年かそれ以前に出版された本が引き続き売れている、また統計学や会話力の
本が売れている、等々の傾向があったようです。
そして田口さんのオススメ本。
「櫛挽道守/木内昇」(集英社)
江戸から明治にかけて木曽のの山中で櫛を作り続けた女性の半生を綴る。

本のカリスマ・土井英司さんが2013年のビジネス書を総括!

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出版マーケティングコンサルタントでビジネス書評家の、土井英司さんに
お越しいただきました。ビジネス書評のメルマガが大好評の土井さんが、
今日は「2013年ビジネス書総まとめ」として、今年発売されたビジネス書の
総括をしてくれました。
今年のビジネス書を象徴するトピックは3つ。

その1「2013年は時代の転換期。ゼロリセットの時代」
・海賊と呼ばれた男(百田尚樹)
・永遠の0(百田尚樹)
・ゼロ(堀江貴文)
・覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰(池田貴将)

その2「コミュニケーション本がブーム:
・できる大人のモノの言い方大全(話題の達人倶楽部)
・スタンフォードの自分を変える教室(ケリー・マクゴニカル)
・伝え方が9割(佐々木圭一)
・雑談力が上がる話し方(斉藤孝)

その3「高齢者マーケットが相変わらず元気」
・医者に殺されない47の心得(近藤誠)
・人間にとって成熟とは何か(曽野綾子)
・長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい(槇孝子・鬼木豊)

バラエティ豊かなラインナップを紹介してくれました。
そして今年も、土井さんのお薦めする「クリスマスに大切な人に贈りたい本」。
「5(ファイブ)日本版/ダン・ゼドラ著・伊藤奈美子訳」(海と月社)
「キャス・キッドソンのつくり方~好きをバラ色のビジネスにする方法/
キャス・キッドソン&スー・チドラー著、ボレック光子訳」(パイ・インターナショナル)

土井英司さんが代表を務める
「エリエス・ブック・コンサルティング」公式サイト
http://eliesbook.co.jp/

近代詩の伝道師Pippoさんの近代詩ガイド

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当コーナーではおなじみ、近代詩の伝道師・Pippoさんにお越しいただきました。
Pippoさんの2013年の3大ニュースは「自宅の本棚を増設」「近代詩の伝道師活動
ますます広がる」「ポエトリーカフェが数を重ねて50回」だそうです。
純子アナとのコンビでお送りしているポッドキャスト番組も好評です。
そして恒例、近代詩の朗読。今日はフランシス・ジャム(堀口大学訳)の、
この時期に相応しい「雪の降る頃」という詩を朗読していただきました。
今回のPippoさんのオススメ本は
「天使の柩/村山由佳」(集英社)
人気の「天使シリーズ」の第4弾にして最終章。究極のラブストーリーが展開されます。
「古本屋ツアー・イン・ジャパン/小山力也」(原書房)
全国の古書店2000か所を巡る人気ブログが本になりました
 
Pippoさん主催のイベント、
12/22「ポエトリーカフェ・高橋元吉編」@神保町「喫茶ぶらじる」
詳しくは公式サイト↓でチェックしてください。
 
Pippoさんオフィシャルサイト「P-Wave」
http://pippo-t.jp/
 
文化放送のポッドキャスト「ポッドキャストQR」
http://www.joqr.co.jp/podcast/index.php

「政と源」「まほろ駅前狂想曲」著者で直木賞作家の三浦しをんさん

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邦丸アナの憧れの人、最新刊「政と源」「まほろ駅前狂想曲」が話題、直木賞作家の
三浦しをんさんにお越しいただきました。
なんと三浦さんのお母さんが「くにまるジャパン」リスナーだそうで、邦丸さんが
三浦さんの本の話をするたびにドキドキしているのだとか。三浦さんもお母さんから
「あなたもおでぶっ子くらぶに入れるわよ」と言われているそうです(笑)
1976年生まれ、早大卒業後執筆活動を始め、2006年に「まほろ駅前便利軒」で直木賞、
2012年に「舟を編む」で本屋大賞を受賞、「風が強く吹いている」他ヒット作品を
次々と生み出している大人気の作家さんです。
三浦さんといえば映画化、ドラマ化もされた人気シリーズ「まほろ」シリーズ。
架空の町「まほろ」(町田市がモデル)を舞台に、便利屋を営む主人公とその相棒、
男同士が遭遇する事件の数々・・・主人公と相棒を男女に設定しなかった
のは、男女だと読者にいろんな先入観を与えるからだそうです。シリーズ最新刊
「まほろ駅前狂想曲」(文藝春秋)好評発売中です。
そして、同じく新刊の「政と源」(集英社)。昔気質の職人と元エリートサラリーマン、
73才の幼馴染同士が巻き起こす痛快人情劇。対照的な2人ですが、三浦さん、自分は
どちらかというと仕事一筋で家庭を顧みない元銀行員の政タイプだと語ります。
様々な家族のありかたが出てくる作品で、感想を語るうちにまた純子アナ号泣。
三浦さんは「自分は基本的にひとりものなので、(うまくいっている、いっていない
関係なく)相方がいるってうらやましい、と思って書きました」とのことです。
そして三浦さんのオススメ本。
「工芸の四季~愛しいものがある生活~(澤田 美恵子・中野 仁人)」(京都新聞企画事業)
京都・滋賀の美しい工芸品を、暦に合わせて365日、紹介しています。
高級美術品からたわし、刺繍針など生活用品まで!
そして三浦さんの次回作をこっそり伺うと、女性が主人公のものをいくつか執筆中とのこと。
また、島原の乱をテーマに作品を書いてみたいそうです!

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