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音楽マスターピースの最近のブログ記事

『SOUR』の皆さんが登場!

『音楽マスターピース』では、去年のクリスマスの時期に、この番組のオープニング

テーマ曲のクリスマス・バージョンに参加してくださった、"2000年代 東京発ハイ

ブリッド・ポップス"のユニット『SOUR』のhoshijimaさん、Soheyさん、高橋ケ無さん

に出演していただきました。

 

SOUR.jpg

 

「SOUR」はフランス生まれイギリス育ちのhoshijimaさん、銀座生まれ銀座育ちの

Soheyさん、ドイツ生まれスペイン育ちの高橋ケ無さんの3人により2002年に結成。

hoshijimaさんのボーカルとギター、Soheyさんのコントラバスとエレクトリック・ベース、

そして、高橋ケ無さんのドラムとノイズが、ジャンルや表現の枠組みを飛び越えて、

高度なアンサンブルをあくまでポップに昇華し、研ぎ澄まされた心地よさを奏でる

3ピースバンドです。生まれ育ちも音楽的素養も異なる3人が生み出す「2000年代

東京発ハイブリッド・ポップス」。それが「SOUR」です。

 

そんな「SOUR」の皆さんは、「PV=プロモーション映像がすごい!」ということでも

知られており、2007年発売の1stアルバム「rainbow under the overpass」に収録

された「半月」のPV(クリエイティブディレクターの川村真司さんが制作)の映像が

雑誌「広告批評」のミュージックビデオ年間第7位に選出されました。 また、これ

以降もSOURの映像制作は川村さんが携わり、2009年にはYouTubeで公開した

「日々の音色」のPVが再生数400万を突破して、全世界で話題になり、「文化庁

メディア芸術祭」エンターテインメント部門で大賞を受賞しました。さらにTwitterや

Facebookと連携した「映し鏡」のビデオクリップは「カンヌ国際広告祭」の金賞など

多数の賞を獲得しています。

 

また、去年12月にリリースされた新曲『Life is Music』のプロモーション・ビデオの

制作資金を、「クラウドファンディング」=「インターネット上で目標額を呼びかけて、

目標金額を達成する支援の申し出が集まったときに、手を挙げてくれた方々が

その金額を支払う」方法で調達されたそうで、50万円の目標金額に対して144人

の方が合計90万500円の資金を提供してくれたそうです。そして、新曲の『Life is

Music』は、音楽のようにサイクルする人生について歌ったものであるため、この

コンセプトを聞いて、CDのディスクをフェナキストスコープとして使い、CDの表面に

描かれた絵が回転することで生まれるアニメーションだけでミュージックビデオを

作るというアイデアが浮かび、実際に約300枚のCDにそれぞれ違った絵を描いて

アニメーションのPVを作り上げたそうです。

 

今回は、その新曲『Life is Music』をご紹介いただいた他、「SOUR」の皆さんが

影響を受けた音楽ということで、「ジェイ・ディラ」というアメリカのアーティストや、

イギリス出身のプログレッシヴ・ロックバンド「イエス」の楽曲などをご紹介頂き

ました。

 

※「SOUR」の皆さんが出演するライブの情報やCDの情報などは、

  コチラをご覧ください。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.Life is Music / SOUR

2.タイム:ザ・ドーナツ・オブ・ザ・ハート / ジェイ・ディラ

3.heart of the sunrise / Yes

以上の3曲でした。

 

 

大貫妙子さんが登場!

『音楽マスターピース』では、日本のポップ・ミュージックの歴史における

女性シンガー・ソング・ライターの草分けのおひとりである大貫妙子さんに

出演していただきました。

 

大貫妙子さん.jpg

 

大貫妙子さんは1973年、山下達郎さんらとシュガー・ベイブを結成され、75年に

日本で初めての都会的ポップスの名盤『ソングス』をリリースするも76年に解散。

日本のポップ・ミュージックにおける女性シンガー&ソング・ライターの草分けの

ひとりとして揺るぎない位置をしめるようになられ、その独自の美意識に基づく

繊細な音楽の世界、飾らない透明な歌声で多くの人を魅了している他、CMや

映画音楽の制作や歌唱でも高い評価を得ています。

 

また、南極も含む6大陸を旅したご経験や、日々の暮らしの視点から、環境、

エネルギー、食料などの問題についての発言も多く、農作業や、東洋医学に

基づく健康管理を実践する行動派のアーティストでいらっしゃいます。そして、

去年10月には、新潮社よりエッセイ集「私の暮らしかた」を刊行されています。

 

そんな大貫妙子さんは去年、音楽活動を開始されて40周年をお迎えになられ、

大貫さんをリスペクトする世代を超えたアーティストの方々が集結し、大貫さんの

名曲をカバーした2枚組の「大貫妙子トリビュート・アルバム ‐Tribute to Taeko

Onuki-」が去年12月にリリースされました。

 

今回は、その「大貫妙子トリビュート・アルバム ‐Tribute to Taeko Onuki-」の

話題を中心にお話を伺いました。

 

「大貫妙子トリビュート・アルバム‐Tribute to Taeko Onuki-」には、奥田民生・

岡村靖幸+坂本龍一・KIRINJ・Salyu×小林武史・寺尾紗穂・ハナレグミ・THE

BEATNIKS(高橋幸宏+鈴木慶一)・松任谷由実 with キャラメル・ママ(細野

晴臣・鈴木 茂・林 立夫・松任谷正隆) ・宮沢和史・やくしまるえつこらが参加

しており、Disc1 にはこのアルバムのために、超豪華アーティストたちによって

新たに録音された楽曲を収録し、Disc2 には過去にさまざまなアーティストに

よってカバーされた楽曲を年代順に収録した豪華2枚組アルバムとなっている

そうです。

 

今回は、そんな「大貫妙子トリビュート・アルバム‐Tribute to Taeko Onuki-」の

中から2曲ご紹介いただいたほか、大貫さんのオリジナル・アルバムからも2曲

ご紹介いただきました。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.都会 / 岡村靖幸+坂本龍一

2.色彩都市 / 松任谷由実 with キャラメル・ママ

3.彼と彼女のソネット / 大貫妙子(アルバム「ブックル・ドレイユ」より)

4.A LIFE / 大貫妙子(アルバム「UTAU」より)

以上の4曲でした。


ビューティフルハミングバードのお二人が登場!

『音楽マスターピース』では、先日の「くにまる情報局」にもご出演いただいた、

そのやさしく強く、ナチュラルな音楽が多くの方を魅了し、また数多くのテレビ

CMをご担当されていることから、「誰もが声を聴いたことがある音楽」とも言わ

れる、ビューティフルハミングバードの小池光子さんと田畑伸明さんに出演して

いただきました。

 

ハミングバード.jpg

 

ビューティフルハミングバードは、ボーカルの小池光子さんとアコースティック・

ギターの「タバティ」こと田畑伸明さんの2人組。2003年にファーストアルバム

「ビューティフルハミングバード」をリリースされ、ロングセールを記録して以来、

そのおおらかな歌声と、しなやかさと強さを兼ね備えたギターによる温もりの

ある音楽が、多くの方を魅了し続けています。 また、住友林業、日本郵便、

ベルメゾンなど大変多くのテレビCMをご担当。さらにNHKの「みんなのうた」

でも「ウメボシジンセイ」を担当されたことから、ボーカルの小池さんは「誰もが

声を聴いたことがあるボーカリスト」とも呼ばれているそうです。通常のライブ

活動の他、完全生音の室内楽スタイルによる「耳をすまそうコンサート」や、

子育て中のお父さんやお母さんも親子で楽しめる「絵本のよみ きかせLIVE」

を始動。 また、坂本龍一さん主宰の『にほんのうたキャラバン』での童謡コン

サートにも積極的に参加されており、すべての人に音楽の幸せを届けるべく

活動されています。

 

今回は、アメリカのトラッド曲「Life Is Like A Mountain Railroad」を生演奏で

ご披露いただいたほか、2011年10月リリースのアルバム「HORISON」から

「somebody's calling you」、2007年にリリースされた3曲入りのCDから

「カレン」という楽曲をご紹介いただきました。

 

 

☆「ビューティフルハミングバード」 ライブ情報

新年1月19日(日)に"カナムとツペラとハミンバのワイワイワーイ!!!" という

ビューティフルハミングバードの自主企画のイベントが開催されます。

会場は西荻窪の「アトリエハコ」にて開催。

なお、「お昼の部」は親子向けのイベントですが、すでに売切となっています。

 

そして、「夜の部」は、小さな焼き菓子屋さんの「カナム」のおかしを楽しみながら、

tupera tupera(ツペラツペラ)という絵本やイラスト、工作など様々なアート作品を

手掛けるユニットが「ライブ影絵」でコラボするという内容となっています。ちなみに、

tupera tuperaというのは、亀山達矢さんと中川敦子さんによるユニットで、2002年

より絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台美術、アニメー

ション、雑貨など、さまざまな分野で幅広く活動しています。また、NHK Eテレの

工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当されています。

 

こちらの「夜の部」は夕方6時半開場・7時開演で、入場料は「カナム」のお菓子と

飲み物付きで3,500円です。 お申込み、お問い合わせはメールにて受け付けて

いますので、件名を「1/19夜の部予約」として「お名前(ふりがな)、携帯電話番号、

人数、お連れ様のお名前」をご記入の上、khanam@bab.petit.ccまでお送り下さい。

また、お電話でのお問い合わせは03-5930-1837(カナム)までお願いします。

 

なお、ライブの詳細はコチラをご覧ください。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.somebody's calling you / ビューティフルハミングバード

2.Life Is Like A Mountain Railroad / ビューティフルハミングバード(生演奏)

3.カレン / ビューティフルハミングバード

以上の3曲でした。

『2013年の音楽潮流を振り返って』

『音楽マスターピース』では、音楽ライターで翻訳家の五十嵐正さんに

出演していただきました。

 

五十嵐さん.jpg

 

今回は、12月も後半に差しかかったということで、今年2013年の音楽界を、

あまりメジャーでないような音楽の新しい潮流にも注目しながら振り返って

いただきました。 

 

まず、お話しいただいた話題は、10年ぶりのアルバム「ザ・ネクスト・デイ」が

突然発表され、今年の初めに話題をさらった「デイヴィッド・ボウイの思いがけ

ない復活」について。五十嵐さんによりますと、「長年沈黙を守っていたので、

病気とも噂され半ば引退状態とも思われていたので、その復活は驚きだった。

実は2年くらいかけてアルバムを制作していたのだが、参加ミュージシャンを

はじめ、関係者に情報を一切もらさないように言い渡し、復活を劇的に演出した

あたりは、さすが自己演出能力の高いボウイという感じ」とのこと。

 

続いては、今年発売されたインディ・ロック系のアルバムの中で、最も評価の

高かったアルバムのひとつ、『モダン・ヴァインパイア・オブ・ザ・シティ』を発売

した「ヴァンパイア・ウィークエンド」について。五十嵐さんによりますと「彼らは

大学を出たばかりの2007年にデビューし、アフリカ音楽のギター・スタイルと

リズムの影響を取り入れたサウンドで人気を得たグループ。本作では直接的な

アフリカ音楽の影響は控えめで、これまでよりもピアノやキーボ―ドを多く使い、

サウンドの幅を広げている。今年の初めにインタヴューしたのだが、この世代の

ミュージシャンはロック・バンド・スタイルの音楽をやっていても、ロックとヒップ

ホップなどを並行して聴いて育っている。マイクを手にラップをしてもいいのに、

あえてギターを持ってバンドをやるということは、或る意味では自分たちにバンド

・スタイルという制約を与えているわけで、その制約を興味深いと考えるところに

自分たちの強みがあると言う発言がおもしろかった」とのこと。

 

次は、今年の新人の中で最も人気を得たという、ロスアンジェルズ出身の3姉妹の

グループ「ハイム」について。五十嵐さんによりますと「シングルやEPは数年前から

出していて、ずっと待たれていたアルバムを遂に発売したところ、英国のアルバム・

チャートのトップとなった。今年の夏のフジ・ロック・フェスティヴァルに出ており、僕も

その予想以上のパワフルなパフォーマンスに圧倒された。3人とも子供のときから

両親のやっていたファミリー・バンドに加わっていたので、演奏能力が高く、ブルーズ

・バンド時代のフリートウッド・マックの曲<オウ・ウェル>を迫力ある演奏で聞かせたの

には驚いた。そして、ラストは全員でフロア・タムの強烈な乱れ打ち。可憐なルックス

からは予想もできない、ワイルドなロック娘たちだった。ただし、アルバムはライヴとは

異なり、洗練されたポップなサウンドになっている。彼女たちの特徴は、親とバンドを

していたので、生まれる前の60~70年代のロックやポップに親しんでいる一方、80

年代のR&Bやダンス・ミュージックも好きなようで、その影響がミックスしているところ」

なのだとか。

 

最後は、今年10月27日に71歳で亡くなった「ルー・リード」について。五十嵐さんに

よりますと「今年も残念ながら、素晴らしいアーティストたちがこの世を去ってしまった。

リッチー・ヘヴンス、ドアーズのレイ・マンザレク、J.J.ケイル、ジョージ・ジョーンズ、

ボビー・ブルー・ブランドなどなど。その中でも、ルー・リードの死には音楽界全体が

悲しみに包まれた。ヴェルヴェット・アンダーグラウンド~ソロで57年もの間、歌詞に

おいてもサウンドにおいても、その限界を広げてきた彼の音楽は、パンクやニュー

ウェイヴに大きな影響を与え、すべてのオルタナティヴ音楽の元祖的存在と言える」

ということでした。

 

そして、今回は上記の4組の楽曲を1曲ずつご紹介いただきました。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.The Stars (Are Out Tonight) / デイヴィッド・ボウイ

2.ステップ / ヴァンパイア・ウィークエンド

3.The Wire / ハイム

4.パーフェクト・デイ / ルー・リード

以上の4曲でした。

フラメンコ・ギタリストのカニサレスさんが登場!

『音楽マスターピース』では、"世界最高峰のフラメンコ・ギタリスト"である、

カニサレスさんに出演していただきました。

 

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フアン・マヌエル・カニサレスさんは1966年、スペイン東部のカタルーニャのお生まれ。

16歳で権威あるナショナル・ギター・コンクールで優勝すると、1988年からフラメンコ界

の伝説的な巨匠、パコ・デ・ルシアさんのバンドに参加され、セカンド・ギタリストとして

10年間ツアーを共にされます。

 

97年にアルバム・デビューを果たすと、ジャズ、クラシック、ロックなど、あらゆる要素を

吸収した演奏と華やかなアレンジでフラメンコ界に新風を吹き込み、絶賛を浴びました。

また、これまでに、スペインのフラメンコ界の名だたるアーティストとの共演を重ねられる

一方、ジョン・ポール・ジョーンズ、ピーター・ガブリエル、このコーナーにもお越し頂いた

ザ・チーフタンズなど、ジャンルを超えて世界の一流アーティストとのコラボレーションを

数多く行なって来られました。 

 

そして、2011年には世界最高峰の「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」の招待を

受け、マドリードの王立劇場でロドリーゴの「アランフェス協奏曲」を演奏されましたが、

これはベルリン・フィルとフラメンコ・ギタリストの初共演として、クラシック界でも大きな

注目を浴びました。

 

日本においても、今年春に開催された『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」

音楽祭2013』でオーケストラとの共演、ご自身のフラメンコ六重奏団など、毎回違った

プログラムで全11公演に出演され、なんと約1万5千人を動員し、日本のクラシック・

ファンを熱狂の渦に巻き込みました。

 

今回は、9月11日にリリースされたニューアルバム「魂のストリング~クエルダス・デル

・アルマ」の中から、3曲ご紹介いただいた他、特別に生演奏も披露してくださいました。

 

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☆カニサレスさん リリース情報

ニュー・アルバム 「魂のストリング~クエルダス・デル・アルマ」が、

プランクトンより税込み2,520円で好評発売中です。

 

☆カニサレスさん 来日公演情報

「カニサレス・フラメンコ・カルテット来日公演2013」

来週12月18日水曜日と19日木曜日、夕方6時15分開場、夜7時開演。

会場は「新宿文化センター 大ホール」。

チケットは税込で S席7,000円/A席6,000円/B席5,000円 

全席指定となります。

お電話でのご予約、お問い合わせは、03-3498-2881(プランクトン)まで。

平日午前11時から夜7時まで受け付けています。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.魂のストリング / カニサレス

2.時への憧れ / カニサレス(生演奏)

3.悠久~レハーナ / カニサレス

4.深淵 / カニサレス

5.アルハンブラ宮殿の思い出(タルレガ作曲) / カニサレス

以上の5曲でした。

 

『没後60年 ジャンゴ・ラインハルト』

『音楽マスターピース』では、ジャズ評論家の青木和富さんに

出演していただきました。

 

青木さん(ジャンゴ).jpg

 

毎回、何らかのテーマに沿ってジャズの名盤をご紹介頂いている青木和富さんに、

今回は、没後60周年を迎えた『ジャズ・ミュージシャンのジャンゴ・ラインハルト』

についてお話し頂きました。

 

1910年、ベルギーに生まれたジャンゴ・ラインハルトは、ジプシー音楽ではなく、

ジャズにおいてギターを花形のメロディ楽器として聴衆に認知させたことで有名で、

「フランスが生んだもっとも偉大なジャズ・ミュージシャン」とも言われ、ジャンゴと

演奏をしたい為に、フランスに渡った本場アメリカの有名ジャズマンもたくさんいた

そうです。 また、ジプシー・スウィング、マヌーシュ・スウィングの創始者としても

知られるジャンゴは、ジプシーであるが故に、子どもの時からバンジョーやギター

を演奏していましたが、18歳の時に火事で左手の小指・薬指が不自由になって

しまいます。 しかし、その精神力で、それ以前にも増して素晴らしい演奏をする

ようになります。その後、1934年に彼が結成したバンド「フランス・ホットクラブ

五重奏団」は、後にジャズ・バイオリンの巨匠と呼ばれたステファン・グラッペリが

参加して、当時のジャズの名曲やジャンゴのオリジナル曲を演奏しました。また、

ジャンゴの残した録音は1000曲近くもあり、現在も彼の影響を受けたギタリストが、

ジャンルを問わず、多数活躍しています。

 

今回は、そんなジャンゴ・ラインハルトが残した曲のほか、ジョン・ルイスという

アーティストがジャンゴ・ラインハルトに捧げた曲をご紹介いただきました。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.Minor Swing(マイナー・スウィング) / ジャンゴ・ラインハルト

2.Daphne(ダフネ) / ジャンゴ・ラインハルト

3.Nuage(ニュアージュ) / ジャンゴ・ラインハルト

4.ジャンゴ / ジョン・ルイス

以上の4曲でした。

 

シリル・コピーニさん&「ラ・キャラバン・パス」が登場!

『音楽マスターピース』では、この番組ではおなじみ、ニース出身の音楽

プロデューサーでDJ、アンスティテュ・フランセ・トーキョーの音楽担当、

そして、このところ「噺家」としてもご活躍のシリル・コピーニさんと、以前

からシリルさんにご紹介いただいている注目のバンド、フランスを中心に

活躍する5人のバンドでジプシー音楽からバルカン・スカ、スウィング、

キャバレー、エレクトリック音楽まで、ジプシー・ブラス・ロックをぶっ飛ばす

パーティ・バンド「ラ・キャラバン・パス」のみなさんに出演して頂きました。

 

シリル一家.jpg

 

「ラ・キャラバン・パス」は、パリを拠点に世界中で活躍する5人組のバンドで、

東ヨーロッパの伝統音楽とスペイン音楽のエネルギー、それにフレンチ・ロック

のエスプリがうまく混じり合った独自のスタイルを生み出し、更にバルカン半島

や地中海音楽、そして、カリブからヒップホップまでジャンルを問わない音楽を

融合したパーティ・バンドです。音楽がジャンルレスなら歌詞もごちゃまぜで、

フランス語のほかに英語、旧ユーゴの言語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、

アラビア語、そしてジプシーの様々な言語などを駆使した歌詞が魅力の一つ。

そのモットーは「パーティしようぜ!」ということで、文字通り怒涛のように駆け

抜けるキャラバンのような音楽が、世界中のファンを魅了しています。

 

そんな「ラ・キャラバン・パス」は、祖先のルーツをポーランド、ルーマニア、ユダヤ

系ロシア人に持つリーダーで、ボーカル、バンジョー、トランペットを担当されている

トマ・フェテルマンさん、スペインのカタルーニャ系のイケメンでセカンド・ヴォーカル、

フィシュコーン、トロンボーン、コーラスを担当されているオリビエ・ラッグス・ユガニー

さん、最年長で色男のサックス奏者であるシリュス・ジンジン・モレットさん、寡黙で

ダンディズムが漂うベース担当のベン・ボディさん、そして、不思議な優しい雰囲気

を醸し出しているドラムのパット・ジゴンさんで構成されており、スタジオにはトマ・

フェテルマンさんとオリビエ・ラッグス・ユガニーさんにお越しいただきました。

 

今回は、10月16日に幻の2枚組アルバム「AHORA IN DA FUTUR : THE ROAD

BOOK」とフランスの国民的スターであるサンセヴェリーノや、最高峰のジプシー・

ジャズ・ギタリストのストーケロ・ローゼンバーグが参加し、フランスで話題になった

最新アルバム「Gypsy For One Day」が同時リリースされたということで、その2枚

のアルバムのお話を中心に伺いました。

 

トマ・フェテルマンさんとオリビエ・ラッグス・ユガニーさんによりますと、「『AHORA

IN DA FUTUR : THE ROADBOOK』には、そうそうたるワールド・ミュージック界の

演奏家やDJが参加。本作では「今時」をテーマに移民、人種差別、インターネット、

大人のオモチャ、口ひげなどを取り上げている。このアルバムがフランスで発売され

た時、デュエット曲の「ジンジン・モレット(Feat.エールワン)」と「ペルデュ・タ・ラング

(Feat.ラシッド・タハ)」は、一年間France InterやRadio Nova等、複数のラジオ局で

オンエアされた」ということでした。 

 

また、「『Gypsy For One Day』には、フランスの「国民的スター」とも言うべきサンセ

ヴェリーノや最高峰ジプシー・ジャズ・ギタリスト、ストーケロ・ローゼンバーグ、ツィガ

ーヌ女性シンガー、エリカ・セール豪華ゲストが参加している。サントロペや福島を旅し、

カトマンズに辿り着く。世界の人々と出会い世界が繋がるキャラパス流の旅が詰まった

最新アルバムとなっている」ということでした。

 

そして、今回は同時リリースされた2枚のアルバムの中から、3曲をご紹介頂きました。

 

 

☆「ラ・キャラバン・パス」 リリース情報

●アルバム「AHORA IN DA FUTUR : THE ROADBOOK(日本盤)」は、税込 2,625円で、

 ジャブアップ・レコードから好評発売中です。こちらはサラーム海上さんの解説と、シリル・

 コピーニさんの対訳がついています。
 
●アルバム「Gypsy For One Day」は、税込2,310円で同じくジャブアップ・レコードから好評

 発売中。大石 始さんの解説で、こちらもシリル・コピーニさんの歌詞の対訳がついています。

 

☆「ラ・キャラバン・パス」 ライブ情報

「LA CARAVANE PASSE ""Gypsy For One Day""Japan Tour」

東京公演は、今日11月28日木曜日、夜7時半開場、8時半開演。

東京新宿市ヶ谷の「アンスティチュ・フランセ東京」にて。

入場料はスタンディングが3,000円プラス1ドリンク。事前のご予約が必要です。

お問い合わせは、アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2741)まで。

そして、12月2日月曜日には 京都公演、翌日12月3日火曜日には福岡公演が

行われます。詳しくはコチラをご覧ください。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
 
1.T'as la touche manouche(タラトュッシュマヌーシュ) / ラ・キャラバン・パス
 
2.Zinzin Moretto(ジンジンモレット) / ラ・キャラバン・パス
 
3.Gypsy For One day / ラ・キャラバン・パス
 
以上の3曲でした。
 
 

ラテン・ボーカリストの岸のりこさんが登場!

『音楽マスターピース』では、長年、カリブ・中南米諸国において、その歌唱力を

絶賛され、現在は新生「東京キューバンボーイズ」の歌手としても活動されている、

ラテン・ボーカリストの岸のりこさんに出演していただきました。

 

岸のりこさん.jpg

 

岸のりこさんは、タンゴやラテン音楽を愛好するお父様とアメリカン・ポップスや

ジャズを愛するお兄様のいるご家庭で少女時代を過ごされました。子供のころ

からピアノやバレエ、歌のレッスンを受け、外国語の歌を覚えて歌うのが大好き

だったそうです。女子美術大学時代から、演劇と女優・舞台美術の勉強をされ、

女優活動に力を入れる一方で、歌手としてもステージに立つようになられると、

当時の花形ショービジネスのキャバレーでのレビュー・ショーなどにもご出演。

1980年代後半には、名門ラテン・オーケストラ「東京キューバンボーイズ」の

見砂直照さんにその実力を認められるほど、その歌唱力は広く知られるように

なります。

 

そして、1990年から本格的にキューバに移住された岸さんは、名門コンフント・

フォルクロリコでキューバ音楽の基礎を徹底的にたたき込まれると、人気歌手

パウリートが率いる「オプス・トレッセ」にも参加するなど、音楽大国のキューバ

において外国人としては極めて珍しい第一線でのご活躍をなさいました。また、

ベネズエラでは現地のSONY MUSICと4年間の契約を結び、デビュー・アルバム

となる「NORIKO」をリリース。公演先のパナマでは「のりこバス」が街中を走る

ほどの人気を得ます。 そして、現在は新生「東京キューバンボーイズ」の歌手

として活動するほか、老舗のキューバン・スポットである「ボデギータ」での定期

コンサートを行っています。

 

今回は、今週の日曜日11月24日にリリースされる、キューバ、プエルトリコ、

メキシコ、イタリアなどの珠玉の名曲を岸さんのボーカルと実力派の日本人

アーティストの演奏で仕上げたアルバム「恋の12の料理法」の話題を中心に

お話を伺いました。

 

岸さんによりますと「今回のアルバムは、ラテンの有名曲、ジャズ・スタンダード、

カンツォーネ、フィーリン、そして知る人ぞ知る名曲など、キューバのフィーリンに

インスパイアされたものから、ジャジー、ブルージーに展開したものまで、大胆な

アレンジと歌唱で「まったく新しい」ものに生まれ変わっている。日本人の優れた

ミュージシャンを集め、アコースティックな演奏を最大限生かすべく、ヴィンテージ

・マイクや機材を使用して、録音~マスタリングにもこだわり、現代的な鮮明な

サウンドの中にも、ヴィンテージ感~アナログ感あふれる音質に仕上げている」

ということでした。

 

そして、今回は、ニューアルバム「恋の12の料理法」の中から、4曲をご紹介

いただきました。

 

 

☆岸のりこさん リリース情報

岸のりこさんの待望のご自身2作目のアルバム 「恋の12の料理法」は、

今月24日にアオラコーポレーションより税込3,000円で発売になります。

 

☆岸のりこさん ライブ情報

「岸のりこ」新作リリース記念コンサート

アルバムの録音に参加した日本屈指のミュージシャンが出演。

会場では、ニュー・アルバムを発売より1日早く販売します!

日時:2013年11月23日(土・祝)18:00開場19:00開演

料金:3500円+1ドリンク別

会場:下北沢の駅から徒歩2分のCom.Cafe音倉

お問い合せ/ご予約:音倉03-6751-1311

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.ベサメ・ムーチョ / 岸のりこ

2.愛の一年 / 岸のりこ

3.ラグリマス・ネグラス(黒い涙) / 岸のりこ

4.午後の雨 / 岸のりこ

以上の4曲でした。


「アラゲホンジ」の斎藤真文さんが登場!

『音楽マスターピース』では、東北を中心とする民族音楽と世界のポップス、

ロックを掛け合わせた"お祭りロック・バンド"「アラゲホンジ」の斎藤真文さんに

出演していただきました。

 

アラゲホンジ.jpg

 

秋田出身のソングライターで、「アラゲホンジ」のリーダーである斎藤真文さんは、

3歳でクラシックピアノをはじめられ、小学校時代はイギリスやアメリカのロックに

夢中になったそうです。その後、世界各地の音楽に興味を広げられると、以降

和太鼓や民舞を学んだ後、2007年に「アラゲホンジ」を結成され、楽曲の制作や

世界観づくりを担っていらっしゃいます。そんな「アラゲホンジ」は"お祭りロック

バンド"として活動されており、東北地方を中心とした日本のお祭り音楽と世界

中のポップスをチャンプルー!「秋田音頭」「秋田萬歳」「リンゴ追分」などの民謡

を現代版にアップグレードし、ライブではファンを魅了しています。

 

今回は、きのう発売されたばかりのセカンドアルバム「たからかぜ」について、

色々と伺いました。

 

斎藤さんによりますと、「今回のアルバムには、震災後、新たにレパートリーに

加わった東北地方の民謡や、ソウルフルな祈りのこもったオリジナル曲など、

合計9曲を収録している。 レコーディング、ミキシング・エンジニアには、以前

この番組にも出演したことがある、アイヌ音楽の「OKI DUB AINU BAND」や

「LITTLE TEMPO」で知られる内田直之氏を迎え、骨太なグルー部間と繊細な

手触りが同居する上質な一枚に。ちなみに、アルバムタイトルの「たからかぜ」

とは、秋田民謡の「生保内節」に唄われる豊作と吉兆を告げる東風にちなんだ

もの」ということでした。

 

そして、今回はニューアルバムの中から3曲ご紹介いただいた他、生演奏まで

披露してくださいました。

 

 

☆アラゲホンジ リリース情報

斎藤真文さんがリーダーを務めるアラゲホンジのセカンドアルバム「たからかぜ」は、

GLOCAL RECORDSより税込み2,200円で好評発売中です。

 

☆アラゲホンジ ライブ情報

「トーキョー・ワッショイ!vol.3」

日時:12月1日(日) 

開演:午後7時

出演:アラゲホンジ社中

DJ:大石始

会場:青山・月見ル君想フ

チケット:前売り 2,300円 当日 2,800円 (1ドリンク別)

お問い合わせ:03(5474)8115

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.加賀ハイヤ(石川県民謡) / アラゲホンジ

2.外山節(岩手県民謡) / 斎藤真文(生演奏)

3.トーキョー・ネイティブ・タイム / アラゲホンジ

4.相馬盆唄(福島県民謡) / アラゲホンジ

以上の4曲でした。


 

ギタリストのペッテリ・サリオラさんが登場!

『音楽マスターピース』では、北欧の国フィンランドから、先月、日本オリジナルの

アルバム 「直感~THROUGH  THE  EYES  OF  OTHERS」をリリースされた、

ギタリストのペッテリ・サリオラさんに出演していただきました。

 

ペッテリさん1.jpg

 

ペッテリ・サリオラさんは1984年、ヘルシンキ郊外のエスポーで5代続く音楽一家に

お生まれになりました。ギターを始められたのは7歳の頃で、アコースティック・ギター

に大変革をもたらしたアメリカのギタリスト、マイケル・ヘッジズのタッピング奏法に

大きな影響を受けると、18歳の時にギターとスラップ、つまり叩くことを組み合わせる

奏法にたどり着かれます。さらにペッテリさんは、複数の違った楽器が同時に演奏

されたようなサウンドを再現するために、"スラム"と呼ばれる特殊な奏法を生みだし

ます。 これは、文字通りギターを"ひっぱたく"といったもので、メロディーやコード、

ギターの打音が極めてダイナミックに同時表現されるのだそうです。

 

2008年3月には日本デビューCD "Silence!"をリリース。この年の5月に開催された

来日ステージでは、日本を代表するギタリストの押尾コータローさんも飛び入り参加。

ボーカルだけでなくボイス・パーカッションを披露するなど、 "ギター弾き語り"の常識

を覆すパフォーマンスを見せて話題を呼びました。

 

そして、今回ペッテリ・サリオラさんがビートルズやオアシス、U2といった大御所たち

の名曲から「ルパン三世」や「もののけ姫」といった日本のアニメのテーマ曲、更には

クラシックの名曲「ボレロ」に至るまで、幅広くカバーしたアルバム「直観」を、なんと

日本オリジナル作品としてリリースされました。

 

今回は、ニューアルバム「直感~THROUGH THE EYES OF OTHERS」の中から

3曲ご紹介いただいたほか、特別に生演奏も披露してくださいました。

 

 

☆ペッテリ・サリオラさん リリース情報

ニュー・アルバム 「直感~THROUGH THE EYES OF OTHERS」が

キング・レコードより税込み2,800円で好評発売中です。

詳しくは、キング・レコードのオフィシャルサイトや、ペッテリ・サリオラさんの

ホームページをご覧ください。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.WAKE ME UP BEFORE YOU GO GO / ペッテリ・サリオラ

2.prime / ペッテリ・サリオラ(生演奏)

3.翼~YOU ARE THE HERO~ / ペッテリ・サリオラ

4.ブラック・バード / ペッテリ・サリオラ

以上の4曲でした。


 

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