世界最大規模の報道写真祭「ビザ・プール・リマージュ」で最高賞を日本人で
初めて受賞された、フォトジャーナリストの林典子さんにお越しいただきました。
1983年生まれ、大学在学中に、アフリカ西部の国・ガンビアの新聞社で写真を
撮りはじめました。初の著書「フォト・ドキュメンタリー 人間の尊厳-いま、
この世界の片隅で」が発売されたばかりです。報道の自由のない国ガンビアで
写真を撮りはじめ、東日本大震災の被災地や、中央アジアの国・キルギスなどで
写真撮影、実態を世界に発信しています。キルギスでは既婚女性の3~4割が
「誘拐結婚」という事実があります。誘拐結婚とは、適齢期の男性が街で気に
入った女性を数人で誘拐して一晩監禁し、結婚を強要するという風習です。
法律で禁止されているが伝統としてなかなか絶えることがありません。こうした
世界のさまざまな環境のなかで生きていく人たちの現実を伝える著書「人間の
尊厳~」は、岩波書店から好評発売中です。
林さんには近日中にもまたご登場いただきます。お楽しみに!
フォトグラファー 林典子 公式サイト
http://norikohayashi.jp/
アクティビスト・ジャパンの最近のブログ記事
世界を舞台に活動するフォトジャーナリストの林典子さん
株式会社ミカフェート代表取締役社長でコーヒーハンターの川島良彰さん
株式会社ミカフェート代表取締役社長、「コーヒーハンター」の川島良彰さんに
お越しいただきました。
中米エルサルバドルに留学してコーヒーの栽培技術を学び世界各地で農園を開発し、
51歳で新たに今の会社を設立しました。幻の品種を求めて世界各国の密林地帯を探し歩き、
人呼んで「コーヒー界のインディ・ジョーンズ」と呼ばれています。
今回も、お持ちいただいた絶品の「グランクリュカフェ コロンビア ベジャビスタ農園」を
いただきながらのトークとなりました。この「ベジャビスタ農園」を苦労して探し当て、
農園オーナーのイヴァンさんとの交流のなかで、本当に美味しいコーヒーが出来上がりました。
川島さんの著書「私は珈琲で世界を変えることにした。夢をかたちにする仕事道」は
ポプラ社より1300円+税で好評発売中です。
今回の「グランクリュカフェ コロンビア ベジャビスタ農園」は元麻布の
ミカフェートの店舗で召し上がりいただけます。場所等詳細は公式サイトでチェック
してみてくださいね。
株式会社ミカフェート 公式サイト
http://www.mi-cafeto.com/
新弟子来たれ!大相撲峰崎部屋、十両格行司の木村堅治郎さん
大相撲峰崎部屋、十両格行司の木村堅治郎さんにお越しいただきました。
墨田区出身、現在39才の木村さん、国技館と家が近いので親しみを持ち、
子供のころからこの道を考えて行司になりました。来月で25年目に入る
行司生活で印象に残る一番は、高見盛の現役最後の取組でした。
いま角界では新弟子不足に悩んでいます。木村さんは新弟子獲得のため
さまざまなアイデアを考え実行に移しています、プロ野球で戦力外通告を
受けた選手が受けるトライアウトの球場で、新弟子募集チラシの配布を始め、
話題になっています。
大相撲は、未体験でも成功できる唯一のスポーツです。力士になりたい方、
興味がある方、身体の大きさや運動経験は問いません。ぜひ、峰崎部屋へ
お問い合わせください!
大相撲 峰崎部屋 公式サイト
http://www.minezaki.com/
テントウムシを使って、アブラムシを駆除!千葉県立成田西陵高校の根本優也君
千葉県立成田西陵高校3年で地域生物研究部部長の根本優也君にお越しいただきました。
根本君が所属する地域生物研究部では、去年、飛べないように接着剤で細工した
テントウムシを使って、農作物に被害を与える害虫、アブラムシを駆除する
技術を開発しました。テントウムシの交代への悪影響もみられないという優しい利点も
あるこの研究は、「全国高校生みんなDE笑顔プロジェクト」で見事優勝。早くも
海外からの反響もあり、特許も出願しています。
部の先輩方が行っていた「オサムシを使ってヨトウムシ類を防除する研究」を応用し
1日に100匹もアブラムシを食べるというテントウムシを使う研究を始めました。
テントウムシが飛んで逃げていってしまわないよう、テントウムシの翅に接着剤を
付けて飛べないようにする研究に苦心しました。接着剤もいろんなものを試した結果、
翅に2か月ほど接着し、その後自然に剥がれて、テントウムシが再び飛べるようになる
という、テントウムシにも環境にも優しいホットメルト接着剤を見つけることができました。
ずっと頑張ってきた先輩方から受け継いだ研究が、自分たちの代で結果を出すことが
できて感謝しています。特許も出願、海外タヒチ政府からも導入したいという話が来ています。
農業には農薬は欠かせないものですが、こういった工夫で、少しでも農薬の使用を
押さえることが、今後の農業に重要だと話してくれました。
「NPO法人かものはしプロジェクト」共同代表・村田早耶香さん
「NPO法人かものはしプロジェクト」共同代表で、10代の頃から東南アジアの
「子どもが売られる」問題に取り組んでいる村田早耶香さんにお越しいただきました。
大学在学中にスタディツアーで東南アジアを訪問し、「売られる子どもの問題」に
直面した村田さん。問題解決に向けて「かものはしプロジェクト」を設立しました。
カンボジア等で活動を続けています。子どもが売られる問題のなかでも最も劣悪な
ケースが児童買春。子どもを売らせないために、大人には仕事を、子どもには教育を。
また、売られそうな子どもの保護など、さまざまな形で支援を行っています。
「かものはしプロジェクト」興味を持たれた方は、公式サイトも是非
ご覧になってください。
「NPO法人かものはしプロジェクト」公式サイト
http://www.kamonohashi-project.net/
シンガーソングライターで「国境なき楽団」代表理事の庄野真代さん
「飛んでイスタンブール」でもおなじみ、シンガーソングライターで「国境なき楽団」
代表理事の庄野真代さんにお越しいただきました。
今月の7日に続いて2度目のご登場。前回お話しいただけなかった、内戦が終わっても
なお南北で分断されている、スリランカの子供たちとの交流コンサートのお話について
伺いました。活動のひとつ「海を渡る風」では、世界のこどもたちに楽器を送り続けて
います。去年の11月、JICAのスリランカ事務所から楽器がほしいと要請があり、
楽器を送りまた実際に現地でコンサート等も実施しました。ワークショップでは
子供たちと一緒に楽器を演奏し、またコンサートでは、子供たちは真剣に日本の琴や
尺八の演奏を聴いていました。現地は南北で分断され、自由に行き来できる状態では
ありません。しかしいろんな違いを融和できるのは音楽だと思ってくれればうれしいと
話してくれました。
「国境なき楽団」は要望のあるところなら世界のどこでも音楽を届けようと活動しています。
興味を持たれた方、ぜひ仲間になってください!
国境なき楽団 公式サイト
http://www.gakudan.or.jp/
被災した老舗酒蔵が念願の復活!赤武酒造の古館秀峰さんとご子息の龍之介さん
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町。もう再起できないと思われた
地元の酒蔵が念願の復活を遂げました。赤武酒造の代表取締役・古館秀峰さんと、
ご子息で東京農業大学2年の龍之介さんにお越しいただきました。お父さんはお電話、
息子さんはスタジオという、父子での出演です。
1886年創業、今年で128年目と老舗の赤武酒造。岩手の言葉で言う「がっつらうまい」
日本酒「浜娘」は評判でした。しかし震災で大槌町は壊滅状態に。酒蔵も変わり果てた
姿になり、従業員の方も亡くなるなど被害をうけました。しかし秀峰さんは奮起、
盛岡に住まいを移しイチから酒造りを始め、去年ついに自社の復活蔵での酒造りが
スタート。お酒の名前は「浜娘 参歳」。全国利き酒選手権大学生の部で優勝するほど
日本酒への造詣が深い息子の龍之介さんも、「浜娘 参歳」を飲んだ時、もう
飲めないんじゃないかと思っていたのでとてもうれしかったと話してくれました。
赤武酒造 公式サイト
http://www.akabu1.com/
職業を「旅先」として案内する「仕事旅行社」代表の田中翼さん
職場の裏側までを「旅先」として案内する会社「仕事旅行社」の代表、田中翼さんに
お越しいただきました。
1979年生まれ、大学卒業後就職しますが、当時の仕事が自分に向いてないのではと、
勝手に会社訪問を繰り返し多くの驚きや刺激を得ました。この体験から、職場訪問、
職業体験の魅力を痛感し、今の「仕事旅行社」設立に至りました。会社が出来てから
3000人ほどの利用者が約85の「旅行先」を体験しています。自然を楽しみながら
ネイチャーガイドの仕事体験ができる「ネイチャーガイドになる旅」イルカの
トレーニング実習や仕事のレクチャー等を経験できる「イルカトレーナーになる旅」
また「神主になる旅」「焼き芋屋になる旅」などバラエティ豊かな旅行プランが。
実際に旅を経験した人のなかで、体験翌日に会社を辞めて、旅先に転職を決めたという
人もいました。田中さんは「仕事旅行」を通じて「自分のやりたいことを仕事にする」
キッカケをこれからも提供していきたいと話してくれました。
「仕事旅行社」公式サイト
http://www.shigoto-ryokou.com/
シンガーソングライターで「国境なき楽団」代表理事の庄野真代さん
大ヒット「飛んでイスタンブール」でもおなじみ、シンガーソングライターで「国境なき楽団」
代表理事の庄野真代さんにお越しいただきました。
1954年生まれ、年女の庄野さん。1976年「飛んで」でデビュー。数々のヒット曲を
生み出し、45才で法政大学に入学。ボランティア活動に取り組み、2006年にNPO法人
「国境なき楽団」を設立。音楽を通して心を繋ぐ活動を続けています。
「国境なき楽団」では、平和市民イベント「セプテンバーコンサート」や、さまざまな
訪問コンサート、災害支援コンサートも行っています。また、活動のひとつ「海を渡る
風」では、世界のこどもたちに楽器を送り続けています。去年の11月、JICAのスリ
ランカ事務所から楽器がほしいと要請があり、楽器を送りまた実際に現地でコンサート
等も実施しました。
「国境なき楽団」は要望のあるところなら世界のどこでも音楽を届けようと活動しています。
興味を持たれた方、ぜひ仲間になってください!
国境なき楽団 公式サイト
http://www.gakudan.or.jp/
3人のアクティビスト、「その後」を語る
今年、当コーナーにご出演いただいたアクティビストは50人以上。
その中から3人の方に電話をつなぎ「その後」をお話いただきました。
福島ユナイテッドFC代表、鈴木勇人さん
震災後、試合ができる状態でなかったチームが一丸となり戦い抜きJFL昇格。
サポーターの皆さんの力も大きかった。楽天も日本シリーズで優勝、励みになりました。
今後も、福島で夢を広げていきたいと話してくれました。
福島ユナイテッドFC 公式サイト
http://fukushimaunited.com/
海をつくる会 事務局長 坂本昭夫さん
ダイバー仲間で結成し、海底清掃活動を続けています。震災直後は被災地の
海底がれきの除去活動に携わってきました。清掃時に、ご遺体を見つけることもあります。
ひとりでも多くご遺族の方に戻れるようにと願います。自分たちダイバー軍団は
海の底がキレイになるように、引き続き海底清掃を続けます、と真摯に語ってくれました。
海をつくる会 公式サイト
http://umikai.sakura.ne.jp/
「TSUNA」副編集長 竹内一馬さん
ひょんなきっかけで豊ノ島関と知り合いになり、相撲に興味を持ってフリーペーパー
「TSUNA」を創刊。すぐになくなってしまう人気の「TSUNA」もうすぐ8号が出ます。
しかし引き続き台所事情は苦しいようです。土俵際で粘って粘って、絶対にあきらめずに
「TSUNA」を出し続けたいと力強く話してくれました。
相撲情報誌「TSUNA」公式サイト
http://www.tsunage.info/