文化放送

番組紹介

土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。

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    2017年1月21日

    ハピリー野鳥の会発足!?

    今日のハピリーくらしっくは劇伴のお話。
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    宮川先生は去年、NHKテレビ時代劇「ちかえもん」の劇伴(サウンドトラック)を制作。
    作曲家にどんな注文が来てどんな音楽が出来上がったのか?という裏話。
    全8話の放送のために作った楽曲は33曲!
    その楽曲のための注文書は、どんな場面で使うか、こんな曲のイメージに近いよ、という
    注文と台本を見て作曲していくそうです。
    なぜ今日「ちかえもん」の劇伴の話をしたかというと、宮川先生は現在、
    今年の4月から始まるNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の劇伴を制作中だから!
    「ひよっこ」の劇伴裏話は放送が始まるまでお楽しみに!



    そしてたまコレ、たまスペでは身近な鳥の話。
    よく見る鳥。よく鳴き声をきく鳥。だけど名前がわからない!
    そんなアナタのために見分け方を玉ちゃんが言葉だけで説明...できたかな?
    文化放送では日曜日の朝に超ご長寿番組「朝の小鳥」が放送中。
    そこで使用されたであろう音源が残っていたので使ってみました。
    しかしプロの力を借りなければツライ!ということで
    ゲストに鳥類生態学の研究家、都留文科大学で動物学の非常勤講師をしている
    白井剛さんをお迎えしました!
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    白井さんはアオサギを研究していてサギと言っても
    シロサギ、コサギ、オオサギなどありその中でも種類がたくさん。
    シロサギでも黒いやつもいるとか...

    野鳥を耳で探す場合、どんな鳴き声かを片耳聞き耳をたてていいのですが
    両耳でバランスよく聞こえるところを探すと場所を特定しやすいそうです。

    白井さんについて詳しくはアオサギネットをご覧ください。

    リスナーのみなさんからもツイッターで鳥画像がたくさん寄せられましたので
    ハピリー野鳥の会発足!白井さんには顧問になってもらいました!
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    番組終わりで野鳥を見に行くイベントが行われる日も近い...たぶん。


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    2017年1月14日

    1/14 Radio Koguuu! レポート!

    レーシングドライバー、登山家、自転車大好き!
    今週は、若い選手たちに向けたトレーニング方法や「熱」について話してくれる片山右京さんの登場です。

     

    右京)おはようございます。

     

    玉)おはようございます。もうさすがに2週目になったのでお正月気分は抜けた頃じゃないですか?

     

    右京)もうチームは沖縄合宿が始まって、日本人の大学生とかが中心になって毎日200キロ走ってます。

    この時期に子供たちは、腱とか人体の筋肉をしっかり鍛える。マラソンのマフェトン理論っていうんだけど、例えるならば料理を一杯盛りたいとき「大きなお皿」を用意しないとこぼれちゃうでしょ。だから「大きなお皿」を作るために、じっくりゆっくり長く下地を作っていくの。それからドカンと一気に鍛えれば筋肉はしっかりつきます。

    だからこの時期は子供たちや若い人たちは200キロとか250キロ走って、長いときは300とか350とか頑張って走って耐える精神力とか筋肉をじっくり作っていくの。

     

    2月も同じようにレースのピークが後の3月組は、アジアツアーに出る人たちは2月くらいに10分走とかをして負荷を徐々に上げて自分の限界を少しだけ上げるの。その後は全部回復に充てる感じでね。

    もう2月に入るとヨーロッパ組のレースが7レース、それとアジアが1レースとか始まるのでそこにみんな分散していく。

     

    玉)なるほど!みんな自分のピークをそれぞれどこに持っていくかっていう時期があるから、それにあわせて合宿の内容も組んでいかなければならないですもんね。

     

    右京)そう。だからマネージャーとか第1監督とか第2監督とか第3監督とかが散らばって、トラックやらバスやら監督カーを運ぶとか細々な部分が大変。

    でも5年前に始めて「ホイールが足りないんですけど貸してくれませんか?」っていう頃と同じことを世界でやるだけだからね。サッカーの鹿島アントラーズがビッグクラブ相手に善戦しているのと同じように驚かせたいから、僕らもわかりやすいチャレンジからしていきたいね。

     

    玉)なるほど。それでは細かい日程を紹介しますね。UCIワールドツアーは1/1722日、オーストラリアのサントス・ツアー・ダウンアンダーから開幕します。UCIワールドツアーは10月に中国・広西(こうせい)チワン族自治区で「ツアー・オブ・コワンシー」が初開催されます。中国初開催ということで話題になっています。さらに2月~ヨーロッパツアーに参加。少し時間差がありますね。

     

    右京)ツールド・フランスに出るためにはまず、UCIのワールドツアーみたいなレースに出れるチーム、いわばF1チームを作らなければいけないんですね。ここは僕らのカテゴリーからすれば一つも二つも上なんだけど、絶対にそこに行く。それも数年のうちにね。

    数年ていっても1年から9年あるけどね(笑)でもそんなエクスキューズはしないでちゃんと行きますよ!

    そう意味では応援する側にも情熱を信じてもらったり、なおかつうちの選手も鹿島の選手みたいに負けることを一切想定せずに勝つためにやんないといけませんね。リーダーの僕も同じ気持ちでいなきゃいけないから床で寝ていても全然ハッピーです!

     

    玉)やっぱりまだ床で寝ているんですね(笑)

     

    右京)床が冷えるんでエベレストで使っていた寝袋が大活躍しています。

     

     

     

     

     

    今週のお便りのコーナー

     

    さいたま市の男性 RN「ロビン」さん(46歳)からのお便り

     

    右京さん、おはようございます。

    鈴鹿でエンジンが不調で「ヴェンチュリ」を走らせられなくて残念でしたね。

    11月の「鈴鹿サウンド・オブ・エンジン」での話です。)

    その話も載っている「レーシング・オン」読みました。

    非常に懐かしく読んだのですが、右京さんってF-16年しか在籍していなかったん

    ですね。若かりし頃の右京さんの写真と今の写真を見比べながら、「変わってない」

    と思ってしまったのですが、改めて「片山右京」ってスゴイ人なんだなぁと

    思わされました。

     

    右京さんのお答え

     

    右京)嫌いじゃないなぁこの「変わってないですね」って言葉。

    そういう風に言っていただけるのはありがたいですけど、読み返して見ると当時の事に勇気とかあたえられるし自分に今足りない物とかあって反省もありますが、過去のことなので今は前を見て全開です。変わってないって言ってもらえるのは本当にありがたいことなんですけどね。

     

    玉)かっこいいですね。まだ本はちらりとしか見ていないんですけど、F1とか車に乗っていた右京さんと一緒に夢を追いかけていた人たちが、今自転車業界を引っ張ている右京さんをすごいっておっしゃっているところがまたかっこいいですね。

     

    右京)自転車でも何でもいいんですけど、同じように一生懸命頑張ることは大事なことだし失敗しても役に立つ。そういう熱を見せて背中を見ている若い世代に伝えることが大切なことです。なのでもっともっと伝えていきたいですね。

     

    玉)これはもう経費で「レーシング・オン」チーム全員分買って、右京監督はこういう人なんだぞって教えるべきですね(笑)

     

    右京)それはないな(笑)自分で思い返すと恥ずかしいだけなんだよね。

     

    玉)うちの息子はF1乗っってた頃の右京さんを知らないので、ただ「かかと一緒に仕事している右京さんでしょ?」ってなっていたので、本をみせたら「すごい!右京さんこれに乗ってたの!?」って大至急に絵をかいてましたね。

     

    右京)ありがたいですね。こういう小さなことの前に大きなこともあったからね。

     

    玉)そういう右京さんの半生を語る「レーシング・オン」絶賛発売中です。

     

    右京)もう売り切れて全部ないんだって。うちの押し入れにある5000冊は何を物語っているか(笑)

     

    玉)右京さん嘘つかないでくださいよ(笑)すいませんもう売り切れてないそうです。

     

        

    番組では皆さんからの質問を受け付けています。
    自転車に関すること、健康やエコに関すること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
    メールの方は、 tama@joqr.net
    ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguuu】までどうぞ!

     

    今週の一曲

    ヨコハマゴムのCMソングです。

     

    M   ブルージング・ピエロ  / 稲垣潤一   

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    最強寒波到来!それでも定食が好き!!

    最強寒波が襲来する週末ということで寒さをある程度覚悟していたのですが、
    空気はピーンと張りつめていて、スタジオ入りした時に月が東京タワーにかかっていました。

    月と東京タワー20170114.JPG



























    でも6時30分過ぎの気温は2.6℃と寒そうでした。

    気温2.6℃201170114.JPG
















    今日のハピリークラシックは、昨年11月に文化放送メディアプラスホールで行われた
    『額田王~万葉のラブソング~』にも出演して下さった、お箏奏者の佐々木千香能(ちかの)さん。
    冒頭から佐々木千香能さんが弾かれるテーマ曲「第三の男」からスタートしましたが、
    オリジナルの演奏が日本の箏に似た形状をしているツィターということで、
    音楽的にはあまり違和感を覚えませんでした。
    ただ和楽器である箏で「第三の男」を演奏している姿に驚いてしまいました。

    第三の男20170114.JPG
















    そして、我々は箏について何も知らないことが多いことが判明しました。
    お正月に耳にする六段はたまたま歌が入っていないインストですが、
    実は箏を演奏するというのは、箏を弾いて歌を歌うことで、
    箏と歌が合わさって箏を演奏するということであることを知りました。
    佐々木さんは4歳からお箏を習い始めたのですが、
    小学5年~中学2年までエレクトーンも習っていたそうです。
    なので、お箏の譜面は勿論ですが、エレクトーンの譜面も読めるそうです。

    子の日の遊20170114.JPG































    春の曲20170114.JPG




























    佐々木千香能さんの生演奏を聴きたいという方は、
    2月25日(土)、国立劇場小劇場で行われる「邦楽演奏会」の12時からスタートする第1部で
    「子供のための組曲」に出演します。
    詳しくは佐々木千香能さんのオフィシャルホームページをご覧下さい。
    http://chikanosasaki.web.fc2.com/index.html

    佐々木&宮川20170114.JPG



























    今日のハピリーは、定食に注目。
    街頭インタビューでは定食と言えば「お肉系定食」のようです。
    ちなみに大辞泉によると、定食は
    「食堂・料理店などで、あらかじめいくつかの料理の組み合わせを決めてある献立」。

    今定食学入門20170114.JPG





























    今日のタマスペに電話出演して下さった『定食学入門』の著者、今柊二(こんとうじ)さんの定食の定義は、
    「ごはん・おかず・汁の3要素から成り立っている」こと。
    最も大事なのはごはん。これが太陽で、おかずと汁は、その周りをまわる惑星のようなものだそうです。
    ちなみに、「ラーメンライス」は、ラーメンつゆを汁と見立てて、具と麺をおかずにすれば定食。
    「ラーメン餃子セット」 ごはんがないので定食ではない!
    「カレーライス」たとえばコロッケカレーなら、コロッケがおかず、ルーが汁、ごはんがあれば定食とみなせるそうです。

    定食屋さんの全国チェーン店は 「大戸屋」や「やよい軒」などがありますが、
    牛丼チェーン店の「松屋」は定食メニューが充実していて、今さんもよく行かれるそうです。
    たしかに松屋の看板には定食の文字が。

    松屋定食20170114.JPG




























    おいしい定食屋さんの見分け方ですが、今柊二さんによれば
    入門編としては、
    「外からメニューが分かり、店内の様子ものぞける」
    「明るい店内と気持ちの良い接客」
    「豊富な小鉢とお代わり自由のシステム」
    「女性客が多い店は清潔で居心地がいい」
    上級編では、
    「メニュー情報をチェックして、値段が安目だとやや安心」
    「商品見本が食品サンプルではなく、その日に作った「生の定食」であること」
    「お昼時の人の流れに注目して、サラリーマンや近所に住んでそうなおじさんが入っていくなら期待が大きい」
    そして、達人になると、
    「のれんの力強さや佇まいから実力店のオーラを感じる」
    「出たとこ勝負で失敗しても、それを楽しめるくらいの心の余裕をもつ」
    つまり、自分にとっての基準となる定食を決めておくことが大切だそうです。

    今柊二さんは、神奈川新聞日曜版に連載している、
    今さんの地元・神奈川県の定食のうまい店をまとめた『かながわ定食紀行』
    という本も出されているので、そちらもご覧になってみて下さい。

    かながわ定食紀行20170114.JPG



























    来週は酉年という事で、「トリ」に注目します。



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