文化放送

番組紹介

土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。

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    2017年7月30日

    7/29 Radio Koguuu! レポート!

    レーシングドライバー、登山家、自転車大好き! 片山右京さんの登場です。
     

    右京)おはようございます。


    玉)おはようございます。今週もよろしくお願いいたします。


    右京)今週も「Radio Koguuu!」じゃなくて「Radio 泳ぐぅぅぅ!」ということですね。


    玉)なんで先週その「泳ぐぅぅぅ!」を思いつかなかったんですか(笑)
    なぜ「泳ぐぅぅぅ!」かというと、今週も競泳で4大会連続オリンピックに出場し、4個のメダルを獲得した松田丈志さんが一緒だからです。松田丈志さん、よろしくお願いします。


    松田)よろしくお願いします。

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    右京)先週、先々週と現役の最先端で世界と戦ってきた人の言葉を生で聞くと、こっちも身が引き締まるし説得力がありますよね。目が覚まされたような気がします。


    玉)覚まされますね。私がどうしても皆さんにお伝えしたいのは、失礼を承知で言いますが松田さんも「変態」だったと。
    右京さんの変態ぶりはこのラジオで色々伺ってきたんですけどね(笑)


    松田)伝わりましたかね(笑)


    玉)なんでアスリートの方って皆さんそうなんですかね?休まないんですか?


    右京)偏見だよ(笑) 「いつも運動している」とか「筋肉バカ」と言われるけど、これはチャレンジだから。絶えずポジティブに新しい自分を探すためには血行が良くないとね。


    松田)運動して血液を促しているんですよね(笑) 


    玉)そういうことか(笑) 右京さんもなんだかんだ失敗されるんですよ(笑)今年も年に一度の大会で結果を出せなくてね。


    右京)それは振り返らないでいいです(笑)


    玉)松田さんもオリンピックに初めて出られた時は結果が出せなかったわけですよね。きっと毎回良しとされる結果が出るわけじゃないですよね?


    松田)当然そうですね。8割9割が悔しい思いをしますね。それを糧にして頑張ったら、残りの1割2割で狙った大会で納得のいく結果が出たりです。


    玉)おそらく皆さんが一番聞きたいのは、それをどう糧にできるか。失敗したり落ち込んだりしたときにどうしたらいいかですよね。


    右京)それは今一番僕が聞きたいことですね。つい最近もあってこの歳でもまだわからないからね。


    松田)僕がよく自分で思っているのは、失敗した悔しさがエネルギーになるというか、悔しさをトレーニングにぶつけてもう一回向かっていきますね。チャレンジし続けることが一番大事な気がして、当然成功するときもあれば失敗するときもあります。成功すれば自信になってまた次に進めますけど、失敗したときに人のせいにしたり、環境のせいにせずに自分自身の足りない部分を見つめられればいい。改善できる思考回路にしたほうがいいですよね。


    玉)なぜその結果になってしまったかの自分への原因追及がまず必要ということですね。


    松田)環境とか自分の周りの人は変えられない。変えられるのは自分だけなのでどんな環境にいても向き合う方向が自分に向いていれば伸びていけると思いますね。


    右京)伸びていく人はみんなそうやってまっすぐな人達なんだろうね。


    松田)もう一つ水泳をやって感じたのは、周りの力をいかに自分の力に変えていくかということが重要だと思っています。アスリートの現役生活は限られていて、その限られた時間の中でいかに成長するかという意味では、やはり周りの先輩や仲間たちの経験やノウハウを自分のものにしていかないと成長のスピードは上がらないですよね。この間、右京さんは「水泳は水着一つでできるんじゃないの?」って言っていましたが(笑)


    玉)右京さん結構根にもってますよ(笑)


    右京)大変失礼しました!


    松田)僕らもスタート台に立つまでは本当にいろいろな人が関わっているんですよ。コーチもいればトレーナーさんもいて体のメンテナンスをしてくれる人もいて、みんなが「あいつ勝ってほしいね」という風に思っているかはわかりませんが、それは選手が頑張るエネルギーになりますし、もしかしたら運を引き寄せるかもしれませんしそういう意味では周りから応援される選手になるのは大事なことだと思いますね。


    右京)確かにパンツ1枚だから「お金かからないだろう」っていう語弊があるかもしれないですね。


    松田)怒ってないですよ(笑)でも意外とお金かかるんですよ。海外遠征も多いし、高地トレーニングとかで1か月くらい合宿するので、そこに僕とコーチと体のメンテナンスするトレーナーさんと行くと結構お金かかるんですよ。


    玉)下世話な話ですいません。それは全部松田さん持ちなんですか?


    松田)日本代表選手である期間は1年のうちに3~4か月くらいしかないんですよ。日本代表のくくりで動く時以外は全部個人で強化するので、個人のスポンサーであったりとかのお金をうまく自分たちで計画的に運用していかないといけないんです。そういう意味では金額は0ひとつか2つ違うかもしれないですけど、きっと車の世界も同じだと思うんですよね。


    右京)でも勝つのが一人しかいないように、誰を応援しようっていう時に、金額の問題じゃなくて引きつけるのは結果を出すことと、お金じゃ買えない魅力だったり可能性だったりですよね。それを引きつけて周りの力も自分の力に変えていくのは必要で、シューマッハもそうだしセナもそうだったけど、それがないと1番にはなれないよね。


    松田)そういうトップの人たちは引きつける力を持っていますよね。


    玉)スポンサーという部分で、ある意味環境を自分で作らなくてはいけない状況で、スポンサーを失ってしまう事態に直面された経験があるそうですね、それは現役の時ですか?


    松田)現役時代で北京オリンピックで銅メダルを獲った後だったんですけど、ちょうど世界の状況で言うとリーマンショックの後でとにかく世界中で景気が悪くなっていて、僕らスポーツにスポンサーをするというのは厳しくなっていましたね。僕の事情だけで言えばオリンピックでメダルを獲ってもスポンサーがつかないという状況でしたね。その時は辛くてこのまま辞めなくてはいけないのかなと思いましたからね。


    玉)そこはさすがに人のせいにしたくなるじゃないですか。リーマンショックのせいというか自分はメダルを獲った後もまだ努力を続けているのにって。


    右京)人のせいというか運のせいというか諦めそうになりますよね。


    玉)でもその時松田さんがやった行動は違ったんですよね。


    松田)自分でとにかく動きましたね。その時は500社くらいに手紙を送って、会っていただける方がいたら会ってお話させてもらいに行っていましたね。


    右京)すばらしい!


    玉)オリンピック選手が500通手紙を送ったという話は誰も知らかったですよ。


    右京)話聞いてて、本当にパンツ1枚でという話は本当に申し訳ないです(笑) 聞いてたら松田さんは水泳じゃなくても全部成功したと思います。誠実なやり方だったり諦めないハングリーさがありますからF-1でもできますよ。


    玉)いろいろな方法を試していけば自分に合ったチャレンジの仕方というかモチベーションの上げ方って見えてきますか。


    松田)見えてくると思いますね。モチベーションの上げ方は現役の時にあの手この手で苦労しましたね。色々な頑張る理由を色々なところに作って自分がやらなくてはしょうがないという状態に持って行っていましたね。例えばコーチのために頑張ろうとか、スポンサーのために頑張ろうとか、先輩を手ぶらでは返せないとか、美味しいものが食べたいとかね。


    玉)身近なことから1日1日毎日の目標を何か持ってもらえるといいですね。


    右京)全国のちびっこ諸君、それから親御さん。アスリートの言葉を聞いてたまにはブレーキを外して背中を押してみてあげてください。


    玉)本当に素敵な言葉をたくさんいただきました。あとは右京さん、松田さんに自転車のプレゼントをお願いします(笑)


    右京)自転車はまた何でも相談してください。


    松田)次回ここに来るときは自転車で来ます。


    右京)とりあえず自転車は乗ってみないとわからないですから、練習会を開きましょう!


    玉)いいですね!自転車の輪を広げていきましょう!
    松田丈志さんでした。本当にどうもありがとうございました。






    番組では皆さんからの質問を受け付けています。
    自転車に関すること、健康やエコに関すること、チャレンジしたいこと、チャレンジしていること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
    メールの方は、 tama@joqr.net
    ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguuu】までどうぞ!




    今週の一曲 

    M  LIFE IS BEAUTIFUL   /  平井大     

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    2017年7月29日

    『顔』を見れば、わかる!

    7月最後のハピリー、早朝は曇り空スタート。涼しい朝です。
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    特集テーマは「顔を見れば分かる!」。
    ひとの顔...、そこにはいろんな情報がはっきりと"見えている"んですって。(見える人には!)
    そんなこと言われたら気になりますよね。
    なになに?何が分かるの?

    今日は豪華ゲスト3本立て!
    一人目はイケメン評論家の沖直実さん。
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    『流行のイケメン顔』の変遷から時代が男性に求めているニーズも見えてくるのだそうです。
    今はやっているあの顔、この顔...
    思い浮かべれば時代が見える。
    確かに、「かっこいいなー」って思う顔、私自身も結構変わってきてるなぁ。

    沖さんの弾丸トーク、もっと聞きたい方は
    『沖直実の見えるラジオ 23』にどうぞ!
    8月19日(土)13時半から 
    新宿ロフト プラスワンにて開催。
    当日券で入場できます。イケメンたちにたくさん会えるそうですよー。

    二人目のゲストは、日本中医薬研究会・顧問の猪越恭也先生。
    猪越先生は、なんと!「顔を見れば病気がわかる」方なのです。
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    確かに日常の中でも「顔色」や「顔つき」を見て、
    しんどそうねーなんて言い合ったりすることありますが、
    しっかり根拠があるんですね。
    名は体を...だけではなくて、顔も体を表す!というわけですね。

    自分自身や家族、大切な人たちの体調を読み取りたい方は、
    猪越先生の本でお勉強してみてくださいね。
    *『顔を見れば病気がわかる-隠れた不調を自分でチェックできる本』(草思社)
    顔と病気の関係が分かりやすく書かれています。一家に一冊、どうぞ!

    最後のゲストは、日本パーソノロジー(人相科学)の第一人者・石丸賢一さん。
    石丸先生は「顔を見ただけで、相手を見抜くことができる!」方なのです。(ドキドキ)
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    玉川さんも、あれこれ指摘されて「わ!当たってる!」と驚いてましたねー。
    実は本番前にもスタッフたちが次々と「当てられて」おりました...。すごいなぁ。

    一つだけ伝授しましょう。
    『つり目』の人は物事がよく見通せるから、見えない人に対して「なんで??見たらわかるでしょ」と、
    時々イラっとしているんだそうです。
    『たれ目」の人は、細かいことまで気づくから割と批判的になりやすいんだそうです。

    どっちが悪いとか良いとかではなくて、その人のタイプを知ることで上手な付き合い方ができるようになるといいですね。
    顔にコンプレックスを持っているという人は多いかもしれないけど、
    『コンプレックスは個性です!』と力強い言葉をいただきました。
    それに、顔って結構コロコロ変わっていくんだそうですよ!

    ハピリーくらしっくの時間は、我らが宮川彬良さんの「即興組曲 駒」の第二回。
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    今日は、飛車・角・王・玉のキャラクターを音楽で表現。
    意外と哀愁漂う飛車や、逃げ惑って行き場をなくした王。
    音楽の表現力って、本当に素晴らしいですね。
    この企画、来週も続く予定ですよー。

    オンエア後は打ち合わせ、そしてブログを書き終わった今、
    浜松町は晴れてきました。
    今日も暑くなるのかな。
    次にお会いするのは8月ですねー^^♪





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    2017年7月23日

    7/22 Radio Koguuu! レポート!

    レーシングドライバー、登山家、自転車大好き! 片山右京さんの登場です。
     
    右京)おはようございます。


    玉)おはようございます。今週もよろしくお願いいたします。


    右京)「夢を持って、夢をかなえる大切さ」とか「チャレンジすることの大切さ」と言っていて、ゲストにも来ていただいているのに、「自転車を通じて」とか「Radio Koguuu!」というのもなんかおかしいよね(笑)タイトルも全部変えちゃったほうがいいんじゃない?「ビニールハウスのプールを通じて」とか・・・(笑)


    玉)だめですよ(笑)3週終わったときに自転車の世界へ引きずり込んでいくんですよ!
    さて今週もこの方に来ていただいています。
    松田丈志さんです。よろしくお願いします。


    松田)よろしくお願いします。


    右京)よろしくお願いします。松田さんといえば、「北島さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」という名言が浮かんできますね。


    松田)やっぱりそのフレーズが浮かびますか(笑)


    玉)きっとああいう名言って狙って出てくるものじゃないじゃないですよね。


    松田)そうですよね。本当に全然狙ってなかったので、帰国したときにそればっかりがテレビで流れていてびっくりしたんですよ(笑)そんなつもりじゃなかったけどそういうものなんでしょうね。


    玉)そうでしょうね。それこそ自転車競技は右京さんがいつも言う「チームで戦うんだ」とおっしゃっているんですよ。松田さんはもちろん「個人」としての結果を出さなくてはならないことと、「チーム」としての結果という両方を経験されているわけじゃないですか。そこは通じるような気がありました。


    右京)だから「かっこいい」って思ったよね。北島さんが水泳界の代表で引っ張ってきて、でも年齢とともに苦しい時が来ていて「手ぶらで帰すわけにはいかないんだ」ってチームでやるって素晴らしいですよ。本当にパッと出た言葉なんでしょうけど、だからこそ説得力があるし、本当に結果も出しましたからね。


    松田)やはり康介さんの存在が大きかったからこそ僕らも一致団結できました。あの時、康介さんはすでに4つ金メダルを獲っている選手でしたけどロンドンオリンピックでは個人ではメダルが獲れていなくて、最後メドレーリレーだけが残っている中で一致団結しました。僕自身も最初のアテネオリンピックでメダルを獲れなくて、その時に「オリンピックってメダル獲らないとこんなにつまらないものなんだ」とすごく思ったし、メダリストとメダリストじゃない人の扱いの違いを痛いほど感じていたので康介さんに同じ思いはさせたくないと思いました。


    右京)そういうものが作ってくれるものが、単純にスポーツだけじゃなくあるんじゃないかなって思うね。一人でアスリートとして頑張っている時間帯と、責任感の中から自然と出てくることもあって、自分がいつかリーダーになる重圧とかもあるからね。メダルをかけて争っている時にそのプレッシャーの中でやったら何が浮かぶんだろう?言葉にできないものってアスリートの中にはあるじゃないですか。「ゾーン」みたいに。その状況でコンマ1秒を争っていて何を考えて泳いでいたんだろう?って思います。


    松田)レースしているときは本当に「無」に近いですね。無に近い状態になればなるほどパフォーマンスもいいような感じがしますね。トレーニングの時は当然きついし、孤独ですね。僕らはプールの床を見ながら行ったり来たりしているだけなんですよね(笑)そういう意味ではチームで戦うメリットは、孤独のスポーツであるがゆえに「誰かと一緒に」とか「誰かの為に」とかのそういう思いがトレーニングを頑張るエネルギーになりますし、精神状態を保つ上でもプラスの要素が大きいのかなって思いますね。


    右京)僕なんかもトレーニングしているときに、ローラーこいでて疲れると「今日はこの辺にしとこう」とか「これ以上こいだら故障するぞ」とか違う声が聞こえて追い込めなかったりする。でもそんなレベルでやっていたら自分を超えていけないでしょ。


    松田)進化しないですよね。


    右京)一人で水泳のレーンとかでただやっていたら、いろんな意味で苦しい葛藤があったりするけど、チームで誰かのためにやっていたら無になれるというのは一つ越えているんだなって気がしますね。


    松田)壁を超えるきっかけだったりモチベーションになったりしますよね。あとは「あいつも頑張っているから俺も頑張ろう」という気持ちは一人ではなかなか生まれてこないエネルギーかなという感じはしますね。


    玉)しかもオリンピックで日本代表として大きなものを背負って出ていらっしゃるわけで、日本の水泳業界を背負って立っているというプレッシャーという言葉では表せられないくらい大きなプレッシャーを抱えていますよね。


    松田)でもプレッシャーや思いがあるほうが人は頑張れるんじゃないかなと思っています。チームで戦うというのは横のつながりで今一緒に戦っている人達とのつながりだと思うんですけど、水泳界となると長年先輩たちが積み重ねてきた歴史みたいな物もあって、そういう話を代表合宿では聞く機会も多いですね。例えば「フジヤマのトビウオ」と呼ばれていた古橋広之進会長と一緒に戦っていた橋爪四郎さんという方がいて、代表合宿に来てお話していただいたことがあるんですけど、50年くらい前のオリンピックの話をしていて、「俺は今でも金メダルが獲れなくて悔しいんだ」ということを言うんですよ。


    玉&右京)へ~!


    松田)その真剣な顔を見ると、今自分たちはチャレンジできる立場にあるというのは凄い幸せなことなんだと感じましたね。それに時代を作ってきた先輩方のためにも繋いでいきたいなと思いますね。


    右京)水泳業界はすごいな。そんな大先輩がきてまだ繋がっているんだもんな。そこが車の世界に足りないとこだな。自分のことしか考えていないから。


    松田)右京さんもっと話に行かなきゃいけないんじゃないですか(笑)


    玉)右京さんよく先輩達のこと「おっちゃん」とか呼ぶじゃないですか(笑)


    右京)だいたい車の世界なんて使えなくなったドライバーは壊れたギアボックスと一緒だからね。


    玉)ひどいですよ(笑)


    右京)俺もそうだから、学んだ事とか継承されていかないからね。呼ばれもしないからね(笑)

    玉)いやいやいや(笑)でもお二人とも次の世代に繋いでいく役目を担ってらっしゃるわけで、それこそ松田さんは世界水泳の解説としても行かれますし、泳いで見せることではない部分で伝えていかなくてはいけない立場になられてますよね。


    松田)そうですね。自分が経験してきたことを踏まえて後輩たちに伝えていくこともできると思いますし、もっと言うと小学校、中学校の子供たちに水泳に限らず話していくこともできると思いますね。今すごく面白いなと思うのは、いろんなスポーツを取材に行かせていただいているんですけど、トップアスリートというかスポーツを突き詰めていくとみんな同じような思いを抱いていたり、同じような考え方を持っているんだなというのは凄く面白いなと思っていて、今もこうして右京さんとお話をさせていただいても感じますね。


    右京)僕もいつも思っていて、何をやっても一緒。最後は自分がいてライバルがいて、敵じゃないけど争う相手がいてコンペティションが人を育ててくれて、後ろを見たときに育ててくれた世界があって、前を見ると未来の為に子供たちがいる。だから分野は変わってそこで見える景色は一個一個違うから、それをしっかりと自分の言葉で伝えないとなと思います。もちろん苦しいこともね。


    玉)これまでの経験を言葉にするということは本当はとても難しいことなんじゃないかなと思いますね。特にこうやってラジオに呼ばれて話してくださいって求められるわけですもんね。


    松田)そうですね。でも今そういう機会が増えて、おかげさまで自分が夢中になってやってきた競泳人生を振り返る機会があるので、そういう部分で現役の時には到達しなかった考えも見えてきたりするので、本当にいい機会をいただいていますね。


    右京)それはまっすぐやってきたからこそ、そういう人だけが言えることなんだけどね。


    玉)本当ですよ。耳が痛いです(笑)来週もよろしくお願いいたします。


    松田)よろしくお願いします。






    番組では皆さんからの質問を受け付けています。
    自転車に関すること、健康やエコに関すること、チャレンジしたいこと、チャレンジしていること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
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    今週の一曲 

    M  GIFT   /  Mr. Children     

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