文化放送

番組紹介

土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。

最新の記事

    最新情報

    2018年2月18日

    2/17 Radio Koguuu! レポート!

    レーシングドライバー、登山家、自転車大好き! 片山右京さんの登場です。

     
    右京)おはようございます。


    玉)おはようございます。今週来週はスタジオにゲストをお呼びしております。ラグビー界の鉄人、伊藤剛臣さんです。


    伊藤)よろしくお願いします!
     
    koguuu guest 2018-02.jpg

    右京)よろしくお願いします!この番組で色々なゲストをお呼びしていますが、その中で一番の圧力です(笑)変な質問したときにぶたないでくださいね(笑)


    伊藤)そんなに僕柄悪いですか(笑)


    右京)はっきり言うと怖いです(笑)


    伊藤)僕の先輩たちのほうが全然怖いですよ(笑)


    玉)まずは伊藤さん、長年の現役ラガーマン生活お疲れ様でした!


    伊藤)ありがとうございました!


    玉)まだ現役を退かれてから1,2か月位だと思うんですけど今の心境はどうですか?


    伊藤)ほっとしております。


    玉)それは身体を作っていなければいけないという緊張感から解放されたという感じですか?


    伊藤)そうですね。緊張とプレッシャーですね。あとラグビーは肉弾戦ですから、怪我無く無事に帰ってこれたという安心感ですね。


    玉)本当無事でなによりです。右京さんはラグビーを見に行ったことはありますか?


    右京)ないの。だけどうちのおじさんの「片山左京」さんが慶応大学のラグビー部の顧問をやっていて、僕は陸上やっていたから「お前小さいし早いからラグビーやれ」と言われたんだけど断ったのよ。それの最大の理由はどこからどう見ても危ないし、痛そうだからね。


    玉)ぶつかり合っていますからね人が。アメフトは防具があってまだよさそうなんですけどね。


    鈴木)それが快感なんですよ(笑)


    玉)えー!本当ですか(笑)そもそもは高校の時にラグビーを始められたんですね。


    伊藤)神奈川県の法政二高に入学させてもらって最初にやろうと思ったのは硬式野球部だったんですね。入った後「俺センスないな」って思ったんです。ラグビーボールでも落とすのにそれより小さい野球ボール扱えないわけですよ。それで自分から辞めたら、父親と学校の先生からラグビーを勧められました。当時ラグビーと言えば「新日鉄釜石ラグビー部」と「スクールウォーズ」だったので甲子園から花園へ目標を変えようと思って始めました。


    玉)私同い年なのでこの話凄くわかります!


    右京)僕が唯一わかったのはスクールウォーズでラグビーで不良を更生させるツールだということですね(笑)


    玉)あれは青春のモヤモヤ気持ちをぶつかり合う形で発散するという感じですよ(笑)


    鈴木)ですね(笑)先生と生徒の信頼関係ですねあのドラマは(笑)


    玉)それでもよくすぐに花園を目指す決心されましたよね。


    伊藤)もうラグビーしかやることなかったですからね。


    右京)その間に色々考えなかったんですか?


    伊藤)全く考えなかったですね。


    右京)やってみてルールは別にして、いきなりタックルしたり初めての試合でぶつかり合ってみて「やっぱり辞めよう」と思はなかったんですか?


    伊藤)実は無茶苦茶怖かったですよ。小学校の時に柔道やっていて、中学はバスケをやっていてある意味ラグビーの要素があるスポーツはしていたんですけど、初めての試合の時はやはりぶつかり合いですから無茶苦茶怖かったですね。実際に46歳までプレーさせてもらいましたけどいつも試合前は吐き気が凄かったです。それぐらいのプレッシャーと緊張感のある真剣勝負でしたね。


    玉)怪我という事においては31年間の現役生活の中で大きな怪我はされてないんですよね。そこでもレジェンドですよね。


    右京)すごいな。


    伊藤)ないですね。みんなアキレス腱や肩や首を怪我してしまうんですけど、僕も"骨折"は何回もしていますけど大きな怪我はなかったですね。


    玉)ここで皆さんお気づきだと思いますが"骨折"はラグビーにおいては大きな怪我ではありません(笑)


    伊藤)基本的にはやかんの水をかければ治りますからね(笑)そのやかんの水を売ってくれって言われますよ(笑)


    右京)特殊な世界ですね(笑)世間一般では骨折は大きな怪我です。靭帯伸ばしても結構だからね。


    玉)だけど「僕は大きな怪我をしていません」と言っていますからね(笑)


    右京)なんでもそうだけど、頂点にいってずっと突っ走っている人はおかしいわ(笑)すでにそういう世界もあるって釘を刺しているけどちょっと違うところもあるよね。


    玉)このラジオを聴いているみなさんはなれていると思いますけどね。


    右京)でも今日のを聞いていたらラグビーはちょっと違う気がする(笑)


    伊藤)そうですか(笑)


    玉)でもそんな現役で31年間やっている方でも怖さがあり、試合前に吐き気を催すほどのプレッシャーがあったとおっしゃったのに、それを上回る何かがあるからこそ続けてこれたわけですからそれを聞きたいですね。


    右京)身体だけ見たら鍛え上げているのはわかるけど、その中にまた芯に骨太なそれだけの年月を続けてこれたメンタルな部分があるだろうからね。僕もレースやっているときに同じように仲間が辞めていって、今日帰ってこれないかもと思いながらヘルメットをかぶってきたけど、メンタルで「自分に負けたらだめだ」と思わないと肉体以上にできないスポーツはあるからね。自分を奮い立たせるものが何なのかは僕には全くわからないですけどね(笑)


    伊藤)ようは「自分の殻を破る」ということですよね。怖さとかに対して、自分の為にというよりもチームの為にみんなの為に身体を張るんだという気持ちですね。


    右京)チームスポーツだからね。


    伊藤)自分の為にだとやっぱり小さいんですよ。やっぱりチームの為にのほうがデカいですね。


    玉)これまでゲストに来ていただいた方との大きな違いは個人ではなく、チームスポーツで長年やってこられたというのがあるかもしれないですね。


    伊藤)自分が50メートル走ってトライしてもチームが負けたら面白くないんですよ。15人で80分間身体を張って最後に勝利を分かち合うのが最高なんですよ。


    玉)個人個人の選手としてのポテンシャルはもちろんですが、伊藤さんはキャプテンの経験もおありですし、日本代表の経験もおありなのでまとめなくてはいけない立場、そして自分個人のポテンシャルを保たなくてはいけないという両方の経験されているのでその辺のお話も聞きたいですね。


    右京)その前に年齢的な壁もあるけど日本代表としてラグビーを支えてきて、普通だったら引退すると思うんですけど「まだラグビーをやりたい」ということで釜石に移られた決断なんかも聞きたいですね。


    伊藤)40歳まで神戸製鋼にお世話になって僕も引退するもんだと思っていました。だけど日本代表の後輩だった選手が釜石でプレーしていて「タケさん釜石は今甚大な被害を受けた街だけどラグビーで町を盛り上げよう、明るいニュースを届けようと頑張っています。釜石シーウェイブスはまだチャレンジリーグにいるけど、トップリーグを目指しているからタケさんの力をぜひ貸してください!」と言われてですね、それでラグビーに夢とロマンと目標をもらってきて高校時代からやってきていますけど、40歳になってまたラグビーに夢とロマンと目標を感じたんですよ。


    右京)新しいチャレンジとしてね。


    伊藤)今は下部リーグにいるけど上位リーグに行くように手助けしたい、協力したいという気持ちになりましたね。


    右京)高校で始めたときに自分の夢からチームの夢の為にと変わっていったけど、今度はもっと大きな目標の為にやっていたんですね。


    伊藤)でもトップリーグに上がれなかったんですけどね(笑)


    玉)チームに居る間はですね(笑)


    右京)それは一人でやるスポーツではないし大きな要素があるからね。


    伊藤)後輩に託したいと思いました。


    玉)託せると思えたからこそ現役を引退しようという決断にいたったんですね。


    伊藤)そうですね。若い世代が伸びてきていますからね。


    右京)これからもっと新しいチャレンジがあるわけですね。それにしても、まず今日会ったら男臭くてベタな人に久しぶりに会ったなと思いましたね(笑)


    伊藤)どんな感じですか(笑)坊主と選曲のイメージからじゃないですか(笑)


    右京)全部です(笑)


    玉)トータルで今週来週で"伊藤ファン"が増えること間違えなしです(笑)
    この後伊藤さんが選んでいただいた曲をかけます。


    伊藤)僕もヒップホップとか好きですよ!でも今、岩手の沿岸部に住んでいて漁師さんとかにもよく合うんですよ。
    その中で選んだ曲で僕のカラオケの18番です。


    右京)正直言うと僕もたまにカラオケで歌います(笑)


    伊藤)最高ですよね!


    右京)なんだかんだ日本人は演歌好きなんだよね。


    玉)それでは鳥羽一郎さんの「兄弟船」をお送りします。お二方今日は本当にありがとうございました。


    右京&伊藤)ありがとうございました。




     
    番組では皆さんからの質問を受け付けています。
    自転車に関すること、健康やエコに関すること、チャレンジしたいこと、チャレンジしていること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
    メールの方は、 tama@joqr.net
    ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguuu】までどうぞ!
     
     
    今週の一曲 

    M  兄弟船    /  鳥羽一郎  

    « 数字と数学はお好きですか? | メインに戻る | アートにぐぐーんと近づこう! »

    ページトップへ