文化放送

番組紹介

土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。

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    2013年11月30日

    今朝もお日様がまぶし~~っ!!

    家を出るころは真っ暗。 

    ハピリーの打ち合わせも佳境に入るころには東の空から太陽が!!
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    玉ちゃんも放送直前、元気をもらおうと太陽に向かって大きな伸びを!
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    そんな陽光の中始まりました「玉川美沙ハピリー」
    ハピリークラシック、宮川彬先生は今日はこんな姿に!


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    そう、出張先の岩手から電話で放送だったのです。

    今回もビートルズ大考察。

    「ビートルズは前期と後期とではあまりに違う」・・・と先生
    彼らが転機になったのは1966年。
    この年からビートルズは「LIVEコンサート」をやめたのです。
    彼らをアイドル視するファンたちは、ライブではキャーキャー騒いで音楽を聴かない。
    「だったら僕らは、スタジオでレコード芸術を作りたい!」
    しかもそのころは、録音技術が飛躍的に進歩した時期。
    8トラックの録音機が登場し、重ねての録音が可能になっていたのです。
    つまり、レコーディングでメンバー4人がそろわなくてもよくなったのでした。
    このあたりからジョンとポールの世界観が次第に次第に離れていくことになるのです。



    その心のすれ違いが、シングルレコードによく表れています。
    A面、ジョンが作った「ストロべりーフィールズフォーエバー」
    B面 ポート作「ペニー・レイン」

    ペニーレインの歌詞の中には「・・・すべては夢 本物は何もない・・・」とジョンはズバッと!
    一方ポールは、その反対でまどろっこしい言い回しの歌詞。



    別のレコードで見てみると

    A面 ポール作「ヘイ・ジュード」
    B面 ジョン作「レボリューション」

    ヘイ・ジュードの歌詞には「・・・ひるむなよ 悲しい歌も楽しく歌えよ あの子のことを思い出してさ  そうすれば きっとうまくいく・・・」

    レボリューションの歌詞「・・・君らが望むのは革命かい  おお、そうかい
                      みんなだって世界を変えたいのさ
                      君らが望むのは進化なのかい  おお、そうかい
                      みんなだって世界を変えたいのさ でも破壊はごめんだぜ
                      そんなのには付き合えないよ・・・」

    ジョンの歌詞は歯に衣着せない感じですが、ポールはゆるい言い回し。


    このころは、オノ・ヨーコさんも登場して、ジョンとポールの間は、どんどん離れていた時期でした。
    ビートルズのメンバーは、このままじゃいけない!バンドとして原点に戻らなければと思ったポールの発案で、1日だけのLIVEをやることに。それもコンサート会場ではなく、スタジオの屋上で行ったのでした。
    その時の記録は「Let it be」というドキュメンタリー映画にもなっていますが、ポールとジョンがぎくしゃくしていることがうかがい知れるんですね。

    「I've Got a Feeling」という曲は、2人が仲良く歌っているように思えますが、
    この曲、前半がポール、後半がジョンの共作。
    しかし前半、後半のメロディーはまったくの別モノ。
    まるで2人がお互いに威嚇し合っているようにも取れます。

    先生「あんな大人気のグループでも、我々と同じように苦労をしてきたんですね」
       「つまり、我々は、ビートルズから人生というものを学ぶことができるんです!!」


    3週に渡った「宮川彬良」のビートルズ大研究でした。




    たまコレは「100円ショップ」特集

    進化し続ける100円ショップ。
    現在の100円ショップって今どんな状況なんだろう?と、スタッフ会議で盛り上がり、トップ3の会社にアンケートをお送りしたところ、
    各社丁寧にご回答くださいました。

    ◎ダイソー
    1977年創業。業界最大手。敷地面積1000坪以上の「メガストア」も展開中。日本全国に2700店舗以上。海外でも26か国、700店舗。
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    かつての宝探しの売り場から、提案する売り場へ。短時間でお目当ての商品にだどりつける工夫を凝らしている。



    ◎キャン☆ドゥ
    1993年創業。たまに200円もあったが、来年の消費財増税に向けて、来春から全品100円に統一するとの声明を発表したばかり。布製品がオシャレ。食品アイテムも多め。
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    随所にディスプレイを取り入れ、商品の使い方が分かる「発見」のある売り場づくりに力を入れている。



    ◎セリア
    1985年創業。本社は岐阜県。全国1057店舗。業界2位に浮上!女性にターゲットを絞った商品展開。あくまでも100円にこだわる。セリア(seria)はイタリア語で「真面目な」という意味。
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    通路幅をなるべく広くとる。陳列棚の高さは女性の目線の高さに合わせる。ゆとりを持ったお買いもの空間づくりに力を入れる。

    それぞれ個性のあるお店づくりは実にすばらしい!
    内容はぜひ実際ご自分の目で確かめてください。
    いやあ100円ショップって入るだけで、あれもこれもと見てしまい、100円だけでは終わったためしがない私。
    えっ!この商品が100円???なあんてしょっちゅうです。各社大変な努力があるんですね。




    【ハピリー天文部】より
    かねてから、これまでで最大の彗星になるかと話題になっていた「アイソン彗星」ですが、
    昨日、消滅したのでは・・という報道がなされました。
    ハピリー天文部としては、この話題を追及する重要性を感じ、国立天文台に取材いたしました。
    そしてその後、国立天文台からも(速報)が発表されました。
    「太陽・太陽圏観測衛星SOHOなどの画像によると、アイソン彗星は、太陽に一番近づいたあと、暗くなり始めた。核と思われるような構造がほとんど無くなり、軌道上に広がった細長い構造が淡く輝くのみとなった。これは核が崩壊した後の破片群、あるいは大きなチリの集団と考えられる。このことから、今後、アイソン彗星が明るい彗星として見える可能性は低くなったと考えられる」という内容でした。


    アイソン彗星に関しては、番組リスナーの方々からも多くメールをいただきました。
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    このSOHOの画像からも、太陽に近づくまではしっかりあった核も、その後ほとんど確認できない状態になってしまいました。
    しかし完全に消滅しているわけではなく、ほんの少しでも残りはあるのです。「もうナイソン」ではありませんので、今後の観測、情報に注目しましょう。



    それにしても宇宙の出来事というのは本当に壮大なスケールです。
    この太陽系の事実は、地球上にいるわれわれ人間にとっては計り知れないほど大きなものですが、太陽系の属する銀河系、さらに銀河系が属する大宇宙からすれば取るに足らない出来事なんでしょう。
    こんな宇宙に思いをはせるたびに、くよくよしたり、ちょっとの事で怒ったりするなんて小さい小さいと考えるんですが、そうもいかないのが現実です。
    心の中に占める「自分というもの」の割合は「大宇宙」よりも大きいのだから仕方がありません。
    ああ、もっと大きな心を持つヒトになりたい!と思った宇宙のニュースでした。



    ・・・考えてみてください。


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    こいつが・・・いやこのお日様がアイソン彗星を分裂させたのです。
    地球から1億5000万キロ離れていてもこの明るさ!この熱!
    それに比べたら、ほんのすぐそばを通過する彗星が無事でいる方がおかしいのです!
    そんなことも光り輝く朝日をみて思ったりもしました。



    シキリー

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